すぐ終わる!読書感想文の簡単な書き方と例①:本の選び方は?
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夏休みの宿題の定番、読書感想文。これがなかなか書けない!とお悩みの方は多いのではないでしょうか。でも、それはやり方が分からないからというだけかもしれません。
例えば、味噌汁の作り方を知らない人に、いきなり「味噌汁をつくって!」とお願いしたところで美味しい味噌汁なんて絶対にできないですよね。
でももし、「まずは昆布でダシをとります。ダシの取り方は◯◯です。次に材料の野菜を切ります。◯◯に気をつけながら切れば上手にできます。そして◯◯の順番で野菜をダシ汁に入れていきます。野菜などの具材が煮えたら、ごく弱火にしてから味噌を溶かします。」というように、誰かが横で手取り足取り順番に説明してくれたら、きっと誰でもおいしい味噌汁を作ることができるはずです。
読書感想文もそれと同じです!この記事では1つ1つ読書感想文の書き方を説明していくので、参考にしてみてくださいね。
※「読書感想文の簡単な書き方と例」の他の記事一覧:
もくじ
1.読書感想文は誰でも書ける!
そもそも読書感想文を始める気になれない…というハードル。
何事もまずは心構えが大切です。読もうと思った本や真っ白な原稿用紙を前にして、次のような気持ちになっていませんか?
- 本を読む前:
- 「この本に決めたけど、つまんなそうで読む気しない。。もうゲームでもやろうかなぁ。」
- 「本当にこの本で読書感想文書けるのかな?他の本の方がいいんじゃない?迷っちゃって始められないよー。」
- 書き始める前:
- 「あぁ〜こんな原稿用紙3枚も書けるはずない。無理無理、やる気でない。。」
- 「明日で夏休みが終わっちゃう。あーもう逃げたい。憂うつすぎて何も考えられないよ。。」
このような気持ちでは、読めるものも読めないし、書けるものも書けなくて、困ってしまいますね。
どうやったら読書感想文のやる気がでる?
以上のような始められない状態になってしまう理由は何でしょう?
先ほどの味噌汁の例で言うと、「味噌汁の作り方を知らないから」というのが大きいでしょう。作り方がわからないのに、味噌汁を作れと言われても、そりゃ憂うつにもなってしまいますよね。
でも、味噌汁の作り方、つまり、読書感想文の書き方のガイドがあれば、憂うつも振り払うことができます。次から書き方を説明していくので、ぜひ自信を持って(最初は「根拠のない」自信でいいんです!)、本と原稿用紙に向かっていってくださいね。
最初から100点満点の読書感想文なんて誰にも書けません。まずは70点くらいいけば上々だ、という気持ちでいいのです。それなら気楽に始められませんか?
2.どんな本が読書感想文を書きやすいの?
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まずは、本を選ぶところから始めましょう!
「こんな本、つまんなそうで読む気がしない」と思ってしまったり、「この本でいいのかなぁ?他の本のがいいんじゃないかな?」と迷ったりしていると、そもそも腰を据えて本を読む気になんてなれませんよね。本の選び方は最初のとても大切なポイントです。
読書感想文を書きやすい本と書きにくい本、というのは確かにあります。せっかくなので、ぜひ書きやすい本を選んでみましょう。
読書感想文を書きやすい本の特徴と見分け方
それでは早速、読書感想文を書きやすい本の特徴を4つとその見分け方のポイントを5つ、ご紹介していきます。
読書感想文におすすめの本の特徴4つ
- 「面白そう!」と思える本。
- これは大事です。例えば、自分が大好きなマンガだったら、それについて友達といくらでもおしゃべりすることができますよね。なぜでしょう?答えは簡単、それが楽しくて大好きだからです。読書感想文も同じです。大好きなことについての本だったら、自然と感想がたくさん出てくるはずです。「でも、いつも本なんか読まないし分かんない」という方でも、例えば次のように選んでみることができます。難しく考えなくていいんです。
- サッカーが好きだったら、サッカーをする主人公が出てくる本にする。
- 妖怪が出てくるゲームが好きだったら、妖怪が出てくる本にする。
- かわいいアイドルが主人公のアニメが好きだったら、主人公の女の子が頑張る本にする。
- これは大事です。例えば、自分が大好きなマンガだったら、それについて友達といくらでもおしゃべりすることができますよね。なぜでしょう?答えは簡単、それが楽しくて大好きだからです。読書感想文も同じです。大好きなことについての本だったら、自然と感想がたくさん出てくるはずです。「でも、いつも本なんか読まないし分かんない」という方でも、例えば次のように選んでみることができます。難しく考えなくていいんです。
- ストーリーが分かりやすく善悪がはっきりしている本。
- ストーリーの起承転結がはっきりしていて、善悪がはっきりしている本の方が絶対に書きやすいです。やめた方がいいのは、例えば村上春樹の小説などでしょう。とても読み応えのある素晴らしい小説が多いですが、なにせ起承転結がわかりにくいし、誰が「善」で誰が「悪」かがはっきりしないのです。
- 善悪の区別がわかりにくいと、誰に共感していいかがわからなくなってしまうので、読書感想文に限って言えばおすすめしません。
- 「普通の子」が主人公の本。
- 自分と同じような「普通の子」が主人公だと、その子に共感して「自分だったらどうだろう?」と想像しやすいからです。例えば、ハリー・ポッターなどは辛い境遇に置かれた割と「普通の子」だと言えます。一方、ワンピースのルフィなどは、あまり「普通」とはいえません(もちろん、マンガとしてはそれが大きな魅力なのですが)。
- 読書感想文を書くときには、あまりにもスーパーヒーローな主人公の本(冒険ものに多いですね)はおすすめしません。なぜなら、主人公に共感するのではなく、単に憧れるだけで終わってしまいがちなので、「感想」を深めにくいのです。
- 人間は誰しも完ぺきではないので、読書感想文に選ぶ本の主人公は少しドジなくらいがちょうどいいかもしれません。その方が共感しやすく、自分の経験に照らし合わせて感想を広げやすいのです。
- 分厚すぎない本。
- 厚い本だからといって読書感想文が書きにくいということはないのですが、とはいえ背表紙が5センチくらいあるような大長編はやはりちょっとまとめにくいかもしれません。話が長ければ長いほど、ストーリーは複雑になりがちですし、そうなると感想文をわかりやすくまとめるのが難しくなります。
- 【おまけ】おすすめのジャンル:戦争もの、歴史もの、伝記、日常生活に「事件」が起こるもの
- これらのジャンルでは「『普通の子』がいつもと違う状況におかれてしまう」ので、「自分だったらどう思う?どうしよう?」と想像を広げやすいからです。
- 戦争や歴史などのジャンルであれば、「背景知識の説明がいらない」ので、ファンタジーものや冒険もの、推理小説ものなどと違って、物語の舞台や設定について余計な説明をする必要がありません。
実際にどうやって見分けたらいいの?5つのステップ
それでは具体的に、このような4つの特徴を持つ本をどのように選んだらいいのでしょう?以下に5つのステップを紹介しますので、順番に確認しつつ本を選んでみてください。
-
【書店か図書館に行こう】
先ほどの4つの特徴をメモするか、スマートフォンなどでみるかをして、まずは本屋さんか図書館に行ってみてください。そして、なんとなく面白そうなだなと思える棚の前に立ってみましょう。 -
【本棚のチェック】
その本棚には、自分が好きなことに関する本はありますか?例えば、野球が好きなら野球が出てくる本、少女マンガが好きなら恋愛が出てくる本はありますか?もしあればその本棚でOKです。 - 【表紙とタイトルのチェック】
それでは実際になんとなく興味が持てそうな本を手にとってみましょう。次のことをチェックしてみてください。- 表紙から受ける印象はどうですか?面白そうな印象を受ければOKです。
- タイトルには興味を持てますか?興味が持てないタイトルの本を無理に選ぶのはやめておきましょう。
- 【目次とあらすじのチェック】
目次を見れば、本のだいたいの内容をつかむことができます。もし裏表紙などにあらすじが書いてあったら、それにも目を通すといいですね。次のことを確認してみましょう。- 「面白そう」、「読んでみてもいいな」と思えますか?「つまらなそうだな」と思ったら、他の本にした方がいいかもしれません。
- 話のだいたいの流れが想像できますか?あまりにも話の流れが見えない場合は、ややこしい本である可能性があるので避けた方がいいかもしれません。
- 【本文の1ページ目のチェック】
目次が面白そうだったら、本文の1ページ目をちょっと読んでみましょう。次のことをチェックしてみてください。- 無理なく先を読みたいと思えますか?話に引き込まれるかんじがしますか?もし1ページ目の時点で「なんか飽きるなぁ」とか「読むのが大変だなぁ」と感じたら、1冊を読み通すのはもっともっと大変なので、他の本にした方がよいでしょう。相性がいい本であれば、努力しなくても割とすいすい読めるものです。
- 主人公は「普通の子」ですか?共感できますか?だいたいの場合、1ページ目で主人公のキャラクター紹介があるので、確認してみましょう。もし主人公が完全無欠のスーパーヒーローのようであれば、読書感想文に選ぶのはやめた方がいいかもしれません。
さあ、良さそうな本は選べたでしょうか?以上の5つのステップをクリアしていれば、十中八九、読書感想文を書きやすい本だといえるので、自信を持って読み始めてみましょう!
それでは、実際に本を読む時の注意点を、こちらの記事で紹介していきます。
<参考記事>
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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
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