すぐ終わる!読書感想文の簡単な書き方と例②:本の読み方は?
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前回は読書感想文の本の選び方についてとりあげました。「この本なら面白そう!感想文も書けそう!」という本を選べましたか?
さて今回は、次のステップに進んで、読書感想文を書くときの本の「読み方」のコツをとりあげていきます。でもご安心下さい。読書感想文を書くために本を読むと言っても、基本的にはいつも本やマンガを読むときと同じです。
もちろん、いつもの読書にちょっとした作業を加える必要はありますが、全く難しいことではありません。変な気負いはせずに、気楽に始めていきましょう。
※「読書感想文の簡単な書き方と例」の他の記事一覧:
もくじ
1.原則:本は最初から最後まで読もう
読み方のコツについてお伝えする前に、まずこの原則を確認させて下さい。
読書感想文を書く本は、必ず「最初から最後まで」読んで下さい。本があまり好きじゃないという方は、つい最初の方だけ読んでぱぱぱっと感想文を書いてしまいたい誘惑に駆られるかもしれませんが、それはやめておきましょう。
最初から最後まで読むべき理由は?
- 最後まで読まないと本の「テーマ」が分からないことが多いので、最初だけ読んで読書感想文を書くとトンチンカンな内容になりがちなのです。
- 本の最初だけで感想文を書いてしまうと、底の浅いつまらないことしか書けない可能性が高いです。物語にはつねに「起承転結」があります。「起」で物語が始まり、「承」で事件が起こり、「転」で新しい要素が加わったり事態が一転したりしてクライマックスに向かい、「結」でストーリーが終わりへと向かいます。多くの場合、物語が深まって面白くなっていくのは「転」のあたりです。最初の「起承」のあたりでは、ストーリーは始まったばかりで面白みに欠けますので、そこまでの内容だけで読書感想文を書いてしまうと、どうしてもつまらないことしか書けないようになりがちです。
というわけで、本を最初から最後まで読んでから読書感想文を書くだけでも、最初しか読まなかった場合に比べて、より質の高い感想文を書ける可能性がぐっと上がります。せっかく自分が興味を持てそうな本を選んだのですから、ぜひ最初から最後まで読んでくださいね!
そうは言われても最後まで読めるか自信がないよ…というときは?
とはいえ、根性だけではなんともならないのが人間です。どうしても「最初から最後まで読める自信がない」というときは、ぜひできるだけ薄い本を選びましょう。そして最初から最後まで読みましょう。もちろん、面白そうだなと思える本を選ぶのが大切です。
あまりに単純なアドバイスに聞こえるかもしれませんが、薄い本を選んでも全く悪いことはありません。短い物語の中に深い内容が詰まっている本はたくさんあります。最初から最後まで読めれば、短い物語でもしっかりとした内容の感想文が書きやすくなりますよ。
2.さあ本を読み始めよう!
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これから本を読み始めるわけですが、その際におすすめの作業を順番にご紹介しますね。
1.まずは集中して読める環境を整えよう
冒頭にも書いた通り、読書感想文を書くとはいえ、基本的にはいつも通り本を読むだけでいいのですが、できれば本を読むのに集中できる環境で読んだ方がいいです。以下のような環境で読めればばっちりです。
- 片手間で本を読まない。本を読むのに集中する。
- テレビやゲームをしながら本を読んだりはしないこと。
- 最低1時間は本を読む時間をまとめて確保する。コマ切れに本を読んでいても、内容がしっかり頭に入ってきません。
- もし読書がニガテだったら、「本が読めたら◯◯をする」というご褒美や楽しみを決めておく。
集中して読めないと、いい読書感想文を書くのは難しいので、ぜひ「わざわざ本を読む」ということをしてみてくださいね!
2.付箋と鉛筆を用意しよう
次に付箋(ポストイット)と鉛筆を用意して下さい。そして、本を読み進めながら、次のようなことを感じたときに付箋を貼っていきます。
- 主人公の気持ちがめっちゃよくわかる!(共感)
- 主人公がかわいそう。(同情)
- 主人公ってすごい!私だったら無理かも??(憧れと反省)
そして、それぞれの付箋に次のことをささっと鉛筆でメモしておいて下さい。(もちろんペンでもいいですよ。)
- ページ数
- 主人公の何に共感するのか?/何がかわいそうだと思うのか?/何がすごいと思うのか?
あまり丁寧に書きすぎると本を読み進めるのに邪魔になるので、本当に簡単なメモで大丈夫です。例えば、「◯◯(主人公の名前)の△△という行動にすっごく共感する!」というくらいで問題ありません。本を読み終わるまでに、最低3枚は付箋を貼るようにしましょう。目標としては、10枚くらい貼れるといいですね。
例えば「シンデレラ」であれば、次のような付箋が考えられますね。(ページ数は適当です。)
- 5ページ、シンデレラが継母や姉たちにいじめられているのがかわいそうだった。
- 30ページ、シンデレラが王子様と結婚できてよかった!すごい。
これをもとに、あとで読書感想文の準備をしていきます。
…さあ、本を読むのに必要な作業はこれだけです。集中できる静かな環境と付箋と鉛筆は準備できましたか?早速、楽しい本の世界に旅立ってみましょう!
本を読み終わったら、きっと何枚かの付箋が本についているはずです。そうしたら、次に読書感想文を書く準備に入っていきますので、こちらの記事をご参照下さいね。
<参考記事>
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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
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