建築アイドル伊野尾慧のまとめ!大学での研究は何?設計士の資格は持ってるの?
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Hey!Say!JUMPの中でもちょっと「地味な存在」として語られることの多い伊野尾慧くん。
「テキトー王子」などと呼ばれる通り、その独特の脱力感も魅力なのですが、実は明治大学理工学部建築学科をストレートで卒業するほどの努力家なんですよね!アイドル活動と並行しての学業は本当に大変だったと思います。
でもそのおかげで、今は「建築アイドル」を売りにしてバラエティに出ていたりもして、活動の幅が広がっているんだなという気がします。
今回は、そんな伊野尾慧くんが建築を志した理由や研究の内容、建築設計士の資格の有無などについてまとめていきたいと思います。実は筆者の連れも一級建築士なので、「建築設計業界」の生の情報も織り交ぜつつ紹介していければと。
もくじ
明治大学理工学部建築学科を4年間で卒業!
建築を志した理由
伊野尾慧くんは2009年に明治大学理工学部建築学科にAO入試で合格し、同年4月から大学での学業が始まりました。
その際に伊野尾慧くんは、
「将来は自分たちのステージや劇場の設計をしたい」
と語ったそうです。入試のときにも、
「劇場建築」というタイトルの論文などを提出し、面接などを経て合格
したそうです。
また、2013年に出演した番組「100秒博士アカデミー」での、ダウンタウンの松本人志さんとのやりとりがこちら。
松本:「なんで最近ジャニーズはどんどんそうやって高学歴になっていってるの?」
伊野尾:「ジャニーズだけじゃ食ってけねぇっていう感じなんですかね。」
出典:jnews1.com
現実的なコメントで面白いですねー!
確かに、同じHey!Say!JUMPの薮宏太くんも早稲田大学の人間科学部に入学しましたし、大学に行くジャニーズタレントさん多いですよね。
ちなみに、その薮宏太くんはじめ、Hey!Say!JUMP のメンバーのプロフィールや性格については、こちらの記事にまとめましたのでぜひご覧ください!
研究室を選んだ動機
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伊野尾慧くんは、大学では山本俊哉先生の都市計画研究室を選んでいます。その動機として語っていたのがこちら。
大学の研究室を選ぶとき、震災復興に関係してるとこを選んで。事務所に所属してるから、個人的に被災地に行くことって難しい。でも、学校ならオッケーだと思って。
東日本大震災が起こったのが2011年3月11日。伊野尾慧くんが明治大学に入学したのが2009年4月なので、ちょうど大学2年生の終わりの3月に震災が起こったわけです。
通常、大学で研究室に配属されるのは3年生から。明治大学で研究室を決定するタイミングがいつかは正確にはわかりませんが、震災が伊野尾慧くんの研究室選びに影響を与えたのは間違いないですよね。
もともとは、伊野尾慧くんは「劇場やステージを設計したい」という思いから建築学科に入学したということなので、「都市計画」を選んだということは、おそらく当初の方向性とはすこしずれたのかなと思います。劇場の設計だったら、デザイン系(「意匠系」、というらしいですが)の研究室に行くのが順当でしょうし。
伊野尾慧くんが選んだ「都市計画」というのは、1つ1つの建物のデザインや設計というよりも、都市あるいは場の全体をどうやって構想していくか、どうやって最適なまちづくりをしていくか、というような学問なんですよね。めっちゃ噛み砕いて言えば、たぶん。
津波と地震により壊滅的な被害を受けた東北の三陸沿岸地域の復興にあたっては、「都市計画」は必須の学問フィールドです。震災からの復興のために何ができるかを真剣に考えての選択だったのですね。
伊野尾慧くんが高校時代に大学進学を決めた選択が、このような形で結実したと思うと感慨深いものがありますよね。伊野尾慧くんが高校時代に友達がいなかったエピソードや、大学進学の理由などについては、こちらの記事にまとめてあります。
被災地の復興のための研究発表
さて、実際に研究室で被災地を訪れたときのことを、伊野尾慧くんは次のように語っています。
研究室で、東日本大震災の被害地に足を運んで、仮設住宅に泊まらせてもらったり、被災者の人たちの話を聞かせてもらったのも胸に残ってる。被害に遭ったっていう小学生が、オレの顔を見て「JUMPの人だ!」って笑顔になったのね。それがなんか、うれしかったな。友達からは「おまえって、ジャニーズなんだな。いいよなー、女の子からリアクションあって」なんて、からかわれたけどね(笑)。
そして、2012年6月には、研究室でのグループ研究として、ドイツのハンブルク市の市民文化祭アルトナーレでパネル展示と発表を行いました。「大震災後の日本–陸前高田の復興状況」というタイトルで、英語でパネル展示と発表を行ったそうです。
まだまだ学部生であった伊野尾慧くんが研究を主導したということはあり得ないですが、それでもグループ研究の一員として、陸前高田市の住宅再建、高台移転、防潮堤建設などの復興支援に関する具体的な研究発表をしたとのことです。この展示と発表は現地でも非常に評価が高かったようで、ハンブルク・ハーフェンシティ大学でも展示されたそうです。
ちなみに、そのときの写真はこちら。(伊野尾慧くんは写っていません)
在学時の苦労
ドイツでの発表にも参加したように、本腰を入れて研究に励んでいた伊野尾慧くん。
でもやっぱり、アイドル業と学業の両立は大変だったみたいで、このように語っています。
4年になって、多少余裕ができるかな…と思ったら、卒論と重なった『ジャニーズ・ワールド』の3か月公演!ここが最後のヤマだったな。最初は2か月っていう話だったから、最後の1か月で書きあげようと思ってたんだけど、そのあと1か月の追加公演が決定して。『ジャニーズ・ワールド』の千秋楽2日後が卒論提出日で、そこに力学の試験と、みんなの前での発表会が続く…っていうスケジュール。”最後にすごいサプライズきたな”ってヒヤ汗かいた(笑)。基本、仕事場に大学の勉強は持ちこまないようにしてたんだけど、さすがにこのときは楽屋でちょこっとやったよ。でも、寝てることが多かったかな。っていうのも、本番が終わったあと、大学に行って勉強をする…っていう日々を送ってたの。家に帰っちゃうと、どうしても自分に甘くしそうだし、友達も大学で勉強してるからさ。
いやー確かに、卒論とか大学の試験とかって、アイドル業をしてなくたって大変なんですよ。
特に建築なんて、卒業設計とかにもなれば、毎日午前様で研究室にこもって研究やら設計やらするのが普通なんですよね。伊野尾慧くんの都市計画系の研究室はわかりませんが、デザイン系の研究室だと、卒業設計が今後の就職や建築家人生にとっても結構大切になってきたりもするし、みんな必死です。
むしろ一体どこにアイドル業をやる余裕があるんだ!?というかんじですよね。本当に、伊野尾慧くんは頑張ったんだなぁと思います。公演もあるのに。。これで「テキトー王子」なんて呼んだらバチが当たりますよ!!ほんと。
実際、伊野尾慧くんも、卒論が佳境に入った時には、3日くらいお風呂に入ってなかったとも語っていました。
ちなみに、そんな大学時代の伊野尾慧くんを思わせる私服や髪型の画像をこちらの記事にまとめましたので、ぜひご覧ください!
建築アイドルのうんちく
「ニノさん」出演時のやりとりが面白い!
で、そんな隠れ努力家の伊野尾慧くんが「建築アイドル(!?)」として出演したのが、2015年5月に放送された番組「ニノさん」。嵐の二宮和也くんに建築を教える(?)とのことで、伊野尾慧くんが登場しました。
そこでこんな発言が。
伊野尾さん「これからのジャニーズは歌、ダンス、コメント力、そして建築が」なんだと… pic.twitter.com/EYT4w3zKS0
— み (@intergalactic43) 2015, 5月 31
伊野尾さん「ちなみに…ニノさん僕のこと分かります?」二宮さん「分かるよそりゃ~!(建築について)俺結構好きなのよ」伊野尾さん「あ!そうなんですか!ちなみにお好きな建築とかって?」二宮さん「なにその言い方!」不思議なやり取りだ… pic.twitter.com/4M87SucJlZ
— み (@intergalactic43) 2015, 5月 31
(以上、出典はNaverまとめ)
…なんか、めっちゃ面白いんですけど。伊野尾さんて、ほんと影薄いキャラでやってますよね。
ちなみに、伊野尾慧くんの「好きな建築は?」という質問、建築設計やってる人にとっては挨拶代わりみたいな定番の質問。
そこで、「うーん、やっぱりフランク・ゲーリーのビルバオ・グッゲンハイム美術館みたいのが好きかな」とかって話が進んでいくわけです。うんちく好きな人も多いですし。
伊野尾慧くんとデートしたりしたら、やっぱりそういううんちくを語ってくれるのでしょうか。最初はきっと「インテリなんだなー素敵だなー」とキュンっとしそうですが、でもそのうち面倒くさくなってくるかも??
建築アイドル伊野尾慧の「うんちく」まとめ
で、実際、伊野尾慧くんが建築を語っているのを見つけたので、次にまとめてみます。引用でちょっと長くなりますので、読みにくかったらすみません!
建築の人って、語らせると長いんですよね…
伊野尾慧の建築概論(1)『東急プラザ 表参道原宿』
建築物に関しては、街を歩いててふと目に留まることもあれば、本で見て興味を持つこともあるかな。意識して見てみるとおもしろい建物やこだわりの詰まった建物っていっぱいあるんだよ。まずは”東急プラザ 表参道原宿”。同じ大学卒業の先輩がデザインした建物だったかな。あの通り沿いの建物はみんな個性的なデザインで、個々の個性が強すぎて街としては不ぞろい感があるけど、それが逆におもしろいの。で、東急プラザの屋上には木がたくさん植えてあるんだけど、やっぱりあの通り沿いの建物はケヤキ並木を意識して木のテイストが入ることが多くて、それが微妙な協調性になってたりするおもしろさもある。もちろん中にもいろいろ工夫があるみたいなんだけど、残念なことにまだ中は見られてない。いつか見に行こう!伊野尾慧の建築概論(2)『国立代々木競技場』
オレたちもバレーボールやコンサートでお世話になってるけど、よく見るとおもしろい形してるんだよ。丹下健三さんっていう世界的にも有名な建築家のデザインなんだけど、建築された1964年当時にあの形はすごく斬新だったろうなって思う。構造も工夫されていて、体育館だから中に柱を使わないようにって、つり天井になってるの。オレが一番感動するのは、そうやってデザイナーが出した形を具現化するために構造建築の人たちも知恵を絞ってやってのけたこと。約50年前だからね。本当にすごいよ。デザインと構造、どっちがダメでも建物は成立しないわけで、それが見事に両立してるなって。今度、コンサートで行ったときにはそんなことを思いつつ見てみてよ。伊野尾慧の建築概論(3)『表参道ヒルズ』
安藤忠雄さんっていう有名な建築家のデザイン。前にあるケヤキ並木を考慮した高さになってるのと、中の床が斜めなんだけど外の坂道と同じ傾斜になってるのはすごく有名な話だよね。「歩きづらいな」と思っても理由を知ると、なんかいいなって思えてくる。あの場所にはもともと、関東大震災後に建てられた”同潤会アパート”って歴史ある建物があって。老朽化から建て替えの話が出たときには、取り壊しに住人からの猛反対もあったけど、安藤さんが自ら話し合いを進めて和解。しかもヒルズの中の一部に同潤会アパートを再現してるの。外観や素材もなるべく元に近いもので作ってね。古いものをきちんと尊重しつつ新しいものを作るって素晴らしいなって思うよ。伊野尾慧の建築概論(5)『アーツ千代田3331』
前にシンポジウムを聞きに行った場所なんだけど、廃校になった中学校をリノベーションしてアートスペースにしてる建物。リノベーションっていうのはリフォームとは違って、使われなくなった建物に付加価値を付けて、用途を変えて再生させること。古いから壊すんじゃなく、新しい価値を付けてあげるっていうのがいいよね。どこか歴史を感じさせつつ、芸術も楽しめるっていうのが◎。ここも見た目は学校なんだけど、中は構造をうまく利用しながら個展とかいろんなイベントに使われてるみたい。校庭がカフェになってたりも。(略)全国には工場やホテルをリノベーションした物件が結構あるんだよ。
な、長い!!でもなんか、伊野尾慧くんの建築への愛が伝わってきますよね。
ちなみに、こんなにインテリな伊野尾慧くんですが、一方では女装してたりもして(!?)かわいいので、こちらの記事に他のHey!Say!JUMPのメンバーの女装画像と一緒にまとめてみました!ぜひご覧ください。
「建築家」のメンタル
話はちょっと変わりますが、建築設計の業界もかなりマッチョなメンタルを持った人が多いんですよね。「オレの世界をここにぶち建ててやるぜ!!見てろ!!」みたいな。それで私の連れは辟易していますが。
まぁそうですよね、言ってみたら、何もないところにゼロから自分がデザインした建物を建てたいと思うんですから。結構な支配欲というか自己顕示欲があって当然です。
しかも結構体育会系らしいですよね。設計とはいえ体力ないとやっていけないとか。設計事務所なんかだと、朝10時から夜10時までの12時間労働とかは普通らしいです。しかも個人の事務所だと薄給なところが多いという…
ともあれ、そういうところから考えると、伊野尾慧くんも、やっぱり「自分を見て欲しい」人たちの集まりである芸能界で活躍していて、更にそんなマッチョな建築設計業界にも足を突っ込んでいる、ということは、実は男性的な強烈な欲動を隠し持ってるんじゃないかなぁとか妄想しちゃいます。たとえ「テキトー王子」と言われていてもね。その割に、浮いた話は全然聞かないですが。
あ、伊野尾慧くんの熱愛の噂や好きなタイプが気になる方は、こちらの記事にまとめましたのでぜひご覧ください!
まぁ、ジャニーズ入所の直接の動機は「美味しいものが食べられる!」(テレビでジャニーズタレントさんなどが美味しそうなものを食べている場面をたくさん見たからだそう)というものだったそうですが。か、かわいい!!
伊野尾慧くんは建築設計士の資格は持ってる?
一級建築士の資格はとれていない?
結論から言うと、伊野尾慧くんは一級建築士の資格は持っていないはずです。
二級建築士であれば試験に合格すればとれますが、一級建築士となると、設計事務所で2年以上の実務経験が必要になってくるそうです。ちなみに、二級建築士だと、一級建築士と違って、設計できる建物の規模に制限があります。
よって、ずっとジャニーズでのアイドル業を続けている伊野尾慧くんがそんな実務経験を積めるとは思えないので、一級建築士の資格は持っていないでしょう。しかも、たとえ実務経験があったとしても、難関の国家資格なので、予備校に通ったりして本気で根を詰めて勉強をする必要があります。
これもね、2005年に起こった姉歯事件(偽造設計が大問題になりました)により、一級建築士の取得要件が格段に厳しくなったんですよね。私の連れが一級建築士の資格をとったのはそれより前だったので、当時は実務経験なども必要なかったそうですが。伊野尾慧くんも、その頃だったら一級建築士を取れたかもしれないのに、残念ですが仕方ないですね!
ちなみに、伊野尾慧くんが二級建築士の資格をもっているかどうかは不明です。
舞台や家の設計はできるの?
そこで気になるのが、伊野尾慧くんが当初語っていた、「劇場やステージを設計したい」、「メンバーの家を設計してあげたい」という夢は実現可能か?ということです。
劇場やステージの設計は?
設計士の連れに聞いたところ、「条件付きではあるが可能だ」ということでした。
まず、「ステージ」に関しては、そもそも建築士の仕事のフィールドではなく、インテリアデザイナーや舞台の方の仕事になりますよね。ですので、建築を学んだ人間が、建築的な発想を取り入れてステージを創る、ということになれば、逆にとても面白いことができるだろうなと思います。
次に「劇場」ですが、劇場やコンサートホール規模の大きな建築物になると、十中八九、ゼネコンや大手設計事務所が絡んでくることになります。
なので、例えば、伊野尾慧くんが「原案」を出して、音響や電気、空調などの設備はその道のプロがしっかり設計していく、というようにやっていけばいい仕事ができそうです。いいですよね、「伊野尾慧デザインの◯◯コンサートホール」とか。
コンサートといえば、伊野尾慧くんはピアノが上手いのでも有名ですよね。その演奏しているときの画像やかわいいしぐさをこちらの記事にまとめましたのでぜひご覧ください。
そういえば、最近話題になっている新国立競技場の建設では、選手側から「選手の意見が取り入れられていない」という批判が出ていました。
劇場の建設でも、実際に出演する側の伊野尾慧くんなどが設計に関わっていけば、きっとこれまでにない「出演者も観客も大満足!」な新しい劇場が出来上がるかもしれませんね!?
とはいえ、伊野尾慧くんは都市計画系の研究をしていたので、設計デザインの方の腕は未知数です。でもファンとしては、伊野尾慧くんが設計した劇場にぜひ足を運んでみたいものですよね!
家の設計は?
家の設計も、一級設計士または二級建築士と組んで伊野尾慧くんが設計に携わることはもちろん可能です。というかそもそも、建築のデザインを「考える」こと自体は誰でもできるんですよね。
ただ、やはり建築にも独特の「建築の言語」があるので、素人だとなかなか万事に行き届いた設計をすることは難しいです。でも建築をしっかり学んだ伊野尾慧くんだったら、たとえ資格取得はまだであっても、建築的に面白い家をどんどん構想していくことができそうだなと思います。
芸能人の方も独特の感性を持ってらっしゃると思うので、同じ芸能人である伊野尾慧くんが設計に携われば、まさに痒いところに手が届くような家を設計することができそうです。充実したパーティールームとか、いろいろ。
うん、「伊野尾慧のHey!Say!JUMP自邸シリーズ」とか、見てみたいですよね!?タレントと建築の二足のわらじは、案外、とても創造的な化学反応を起こしうるかもしれません。
そんな伊野尾慧くんの今後のますますの活躍に期待です!!
今回も長々とお付き合いいだき、本当にありがとうございました!
ちなみに、伊野尾慧くんを始め、Hey!Say!JUMP がV6の先輩たちと一緒に今年の24時間テレビのチャリティーパーソナリティに抜擢されましたよね!24時間テレビに出演している芸能人…というか芸能事務所へのギャラ発生疑惑についても、こちらの記事に考察してみましたので、ぜひご覧ください!
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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
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