京都市の昼間里親(小規模保育事業)のメリット・デメリットや保育料は?専業主婦でも預けられる?
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京都市には「昼間里親(現在は小規模保育事業、略称KCS)」というちょっと珍しい保育制度があります。
実は私の息子も1歳のときからこちらにお世話になっています。その体験も踏まえて、京都市の昼間里親(KCS)のメリットやデメリットや、卒業後に他園に移行できる可能性などについて紹介していきますね!
京都市在住で、保育園を探しているお母さんお父さんのお役に立てれば幸いです。
もくじ
昼間里親(KCS)の歴史
京都市の昼間里親(KCS)には長い歴史があって、昭和25年から続く制度です。その時から今までで、無事故でやってきているというのですから、安心して子どもを預けることが出来ます。
2014年度までは京都市昼間里親制度ということでやっていましたが、2015年4月からは京都市認可小規模保育事業と名称が変わり、システムも変わったようです。
うちでは昨年の2014年から息子を昼間里親さんに預けていますが、現場の保育には特に変化はありません。変わったのは行政上のシステムだけ、という印象です。
昼間里親(KCS)の特徴やメリット・デメリットは?
昼間里親(KCS)の特徴
昼間里親の特徴をまとめると次のようなかんじです。
- 普通の家での保育。もちろん先生方は保育士の資格を持っていらっしゃいます。
- 少人数保育!先生1人につき子どもが1人〜2人くらいの割合でみてくれる。子どもの定員はだいたい5名〜10名程度のところが多いです。
- 異年齢保育。0歳から2歳までの子どもたちが兄弟のように過ごしています。
これらの特徴から、次のようなメリットとデメリットが挙げられます。
昼間里親(KCS)のメリット
昼間里親(KCS)のメリットはたくさんあります!以下のとおりです。
- 少人数での保育なので、とにかく手厚い。先生方も、大人数の子どもを見なくていいので余裕と笑顔がある。
- 離乳食やオムツトレーニングなどもきめ細かくやってくれる。
- 異年齢保育なので、兄弟がいなくてもいろんな経験ができる。例えば、うちの息子もまだ一人っ子なのですが、昼間里親さんには0歳児の赤ちゃんもいて、よく面倒をみてあげているそう。いい社会経験になるだろうなと思います。
- お外にたくさん遊びに行く。毎日社会科見学のようなかんじです。昼間里親さんには園庭がないことが多いので、いつも公園やデパート、駅などに遊びに行っています。賀茂川が近いので、夏は川で水遊びしたりも。
- かなり柔軟にこちらの相談にのってくれる。「小規模」保育事業というくらいでとても小さいので、フットワークが軽いです。
- 保育料が保育園よりもちょっと安い。
- 送り迎えのときに荷物セットの時間がかからない。保育園だと、広い園内に入って、教室に入って、着替えやらをセットして、というので結構時間がかかります。でも昼間里親さんの場合、先生のお家の玄関を開けて、保育士さんにぱっと荷物を渡してお願いするだけなので早いです。
- 途中入園や専業主婦であっても、保育園より入りやすい。これは実はかなり大きいメリットです。通常の保育園より知名度が低いのと、園庭がないので敬遠される方がいらっしゃるのが理由かなと推測しています。普通の保育園だと受け入れが難しい「求職中」の専業主婦の方もいらっしゃったりします。
特に途中入園の場合は、通常の保育園だとなかなか入園しにくい場合がありますよね。途中入園できる可能性などについては、詳しくはこちらの記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。
昼間里親(KCS)のデメリット
もちろん、世の中にパーフェクトな物事など存在しないので、昼間里親(KCS)にもデメリットはあります。
- 園庭がないことが多いので、「保育園はやっぱり園庭でしょ!」というこだわりがある方には向かないかもしれません。
- 少人数保育の裏返しで、よくも悪くも子どもたちに目が行き届いてしまうので、「子どもは放任するくらいがちょうどいいわ」という感性の方にとってはちょっと窮屈に感じるかもしれません。
昼間里親(KCS)の保育料
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昼間里親(KCS)の保育料は、保護者の所得と保育時間によって京都市が決定します。
総じて、通常の保育園よりも多少割安になります。
昨年度(2014年)までは、保育料に加えて、毎月の給食費と保育の材料費(10,000円程度)が別途で徴収されていましたが、2015年4月に小規模保育事業(KCS)に移行してからは、毎月の京都市からの保育料のみになりました。
ですので、所得と保育時間によっては、毎月5,000円以下でも預けることが出来ます。もちろん、収入が多くなれば、保育料として何万円と必要になるのは保育園と同じですが。
昼間里親(KCS)入所のときは面接はあるの?途中入園はできる?
面接は区役所で!
昼間里親(KCS)の面接は、区役所の保育課でぱぱっと済んでしまいます。
普通の保育所だと、1月に一斉面接があるのですが、昼間里親は管轄が市なのでシステムが違うようです(保育所は区ごとに行う)。
合否の判定は、保育所と同じく、3月までには電話連絡が来て分かるようになっています。
途中入園は?
途中入園は、定員に空きがあれば可能です。
うちが通っている昼間里親さんでも、この2年間では4月に定員いっぱいになることはなくて、途中から入園して来られる方も結構いらっしゃいました。
昼間里親(KCS)を卒業した後は他園にちゃんと移行できるの?
昼間里親(KCS)の先生によると?
昼間里親(KCS)で保育するのは0歳児から2歳児です。ですので、3歳児からは別の保育園に移行することになります。
そこで働く親にとって非常に気になるのが、昼間里親(KCS)を卒業したあとも、ちゃんと他園に移行できるのかどうか?ということですよね。
結論から言えば、それは問題なくできるということです。私も気になったので先生に聞いてみたのですが、これまでは100%移行先の保育園が見つかっているというということでした。
もちろん、必ずしも第1希望の保育園に入れるとは限らないようですが、移行に関しては「心配はいらない」、と太鼓判を押してもらえました。
京都市役所の保育課の人によると?
ついでに、京都市役所の保育課の人に聞いた話もご紹介しておきます。
まず、3歳の時点で昼間里親(KCS)や乳児保育所(昼間里親と同じく0歳児から2歳児までの保育)を卒業して、他の保育園に移行する子どもたちは、「移行児」という扱いで最優先で保育園に入れてもらえるそうです。すでに昼間里親や乳児保育所にあずけているということから、保育の必要性が非常に高い、と判断されるとのこと。
そのため、1歳児または2歳児のお子さんがいるご家庭では、「3歳から第1希望の保育園に入りたいから、先に昼間里親に行っておく」という選択をする人もいたくらいだそうです。
これはどういうことかというと、1歳児、2歳児から保育園に入るのってかなりハードルが高くて、よほどでない限りは希望の園に入りにくいという事情が裏にあります。ですので、一度昼間里親ないしは乳児保育所に入っておくことで、「移行児」の資格をゲットして、3歳の時点で最優先で希望の保育園に入れてもらおう、という目論見なわけですね。
(ちなみに、通常の保育園に1歳児、2歳児から入園させる場合のコツになどについてはこちらの記事にまとめてみましたので、ぜひご覧ください。)
ただ、やはり最近は京都市でも保育を希望する人の数が非常に増えてきているそうで、市役所の係の方も「もうそんなふうにはなかなかうまくはいかないんですけどね」、とおっしゃっていました。
また、移行する際の注意点としては、そもそも希望する園の3歳児クラスに空きがない場合は、どんなに保育の優先順位が高くても希望の園には入れない、ということ。1歳児の時点であれば、募集人数は少なくてもほとんどすべての保育所で募集枠がありますが、3歳児の時点だと募集がゼロという保育園もやっぱり出てくるんですよね。
そのへんが難しい選択になってきますが、特に「専業主婦でまだ求職中だし、1歳から保育園は無理そう」などというような事情がある場合は、一度昼間里親(KCS)や乳児保育所に入っておくことも選択肢に入れてみてもいいかもしれませんね。
というわけで、以上、京都市の昼間里親(KCS)のメリット・デメリットなどのご紹介でした!
私の実体験などについて、もしご質問などありましたら、コメント欄などでお気軽に聞いてくださいね♪保活、頑張りましょう!!
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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
タグ:メリット・デメリット, 京都市, 口コミ, 専業主婦, 昼間里親(小規模保育事業、KCS)
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