分子美食学の料理が食べられるおいしい東京・大阪のレストラン4選!お値段は?
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皆さまは「分子美食学(分子ガストロノミー)」というのをご存知でしょうか?
注射器や試験官や三角フラスコ、ヘリウムガスやら液体窒素、アルギン酸ナトリウムなどといった家庭科室ではなく理科室にあるような材料や器具を駆使してつくる(イメージのある)アヴァンギャルドな料理のことです。
…というと語弊がありますが、食べ物の美味しさを科学的に分子レベルで解析して、そこから再構築(あるいは「食」を脱構築)した料理ということです。説明としてはぶっちゃけ過ぎかもしれませんが。
例えばこんなかんじです。なんか、理科の実験を思い出しませんか?

グリンピースのキャビア(出典:miyuki915.blogspot.jp)

食べられる石(芋)(出典:miyuki915.blogspot.jp)

この麺はチーズ味!(出典:マカロニ)
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ただ厳密には、料理を分子レベルで研究するサイエンスとしての「分子美食学」と調理法としての「分子調理法」は分けられているという考え方もあるようです。
分子調理・分子料理は、「おいしい料理を分子レベルで調べる」サイエンス(=分子美食学)と「分子レベルで調べた原理を応用しておいしい料理を作る」テクノロジーを合わせたものと定義しています。
出典:分子調理・分子料理ラボ
…なんだか難しいですが、要は非常にサイエンティフィックな料理だということですね♪
それにしてもこうして見ていると、実際にレストランで食べてみたい!という気分がもくもくと湧いてきたので、今回の記事では、日本で分子美食学にもとづいた料理が食べられるレストランを調べてみました (^^)
分子美食学の料理が日本で食べられるレストランは?
分子美食学(分子ガストロノミー)のレストランなのですが、東京と大阪にあるみたいです!
以下に4軒、ご紹介しますね♪
タパス モラキュラーバー
なんだか舌を噛みそうな名前のレストラン「タパス モラキュラーバー」ですが、本当に面白くておいしい分子ガストロノミー料理が食べられるみたいです!
スプーンとフォークの代わりにトンカチ(!?)やピックを使ったり、試験管とアルコールランプが出てきたりなどなど、すごく楽しめるようですよ。
しかもマンダリンオリエンタルホテル東京の38階なので、雰囲気も抜群ですね!
- 場所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリンオリエンタル東京 38F
- 営業時間:【ディナー】18:00~ または 20:30~/【ランチ (土日祝のみ)】13:00~
- 電話番号:03-3270-8188
- 交通手段:地下鉄東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅(A7・A8出口)から直結していて、徒歩2分。
- 予算:15,000円〜30,000円
- 予約:完全予約制
- 席数:8席
- 定休日:なし
- お店のウェブサイト:タパス・モラキュラーバー
セララバアド
この「セララバアド」のシェフの橋本宏一氏は、世界で一番有名な分子調理法のレストラン「エル・ブリ」(スペイン)で修行を積み、その後「タパス・モラキュラーバー」で料理長を務めてらっしゃったようです!
「タパス・モラキュラーバー」の約半分くらいの予算で楽しめるお手軽さも魅力ですね♪ま、私にしてみたら、これでも十分にお高いのですが(笑
- 場所:東京都渋谷区上原2-8-11 TWIZA上原 1F
- 営業時間:【火~日】ディナーのみの営業で18:30に開店。19:00頃からコース料理がスタート。
- 電話番号:03-3465-8471
- 交通手段:代々木上原/代々木八幡/代々木公園 各駅から徒歩8分
- 予算:8,000円〜15,000円
- 予約:完全予約制
- 席数:16席
- 定休日:月曜日中心に月6日
- お店のウェブサイト:セララバアド
ピエール・ガニェール
「ピエール・ガニェール」は、その名の通りピエール・ガニェール氏がプロデュースするレストランです。ピエール・ガニェール氏は、フランスの物理化学者エルヴェ・ティス氏と組んで分子調理法の研究に取り組んでいます。
もともとお店はパリにあったそうですが、国際的に店舗を展開する中で、東京にも出店されています!
調べた感じだと、前述の「タパス・モラキュラーバー」や「セララバアド」に比べると、分子調理法色は控えめで割と普通に美味しいフレンチが楽しめるというかんじのようですね (^^)
- 場所:東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京全日空ホテル)
- 営業時間:【ランチ】11:30 ~ 13:30(L.O)/【ディナー】17:30 ~ 20:30(L.O)
- 電話番号:03-3505-1185
- 交通手段:溜池山王駅 13番出口より徒歩1分/六本木一丁目駅 3番出口より徒歩2分/神谷町駅 4番B出口より徒歩10分
- 予算:【ランチ】10,000〜15,000円/【ディナー】30,000円〜
- 予約:予約可
- 席数:52席
- 定休日:月曜日
- お店のウェブサイト:ピエール・ガニェール
Fujiya 1935
こちらは東京ではなく大阪のお店です♪ここなら私もいけるかも!!(京都在住)
分子調理法だと「フレンチ」を冠するお店が多い中で、こちらは「スパニッシュ」になっています。スペイン料理がベースになっているのですね。
こちらのシェフの藤原哲也氏は、スペインで修行中に、現役の脳神経科学医でもあるミゲル・サンチェス・ロメラ氏がシェフを務める「L’Esguard(レスグアルド)」で学んだとのこと。イタリアでも修行されていたそうですね。
- 場所:大阪府大阪市中央区鎗屋町2-4-14
- 営業時間:【ランチ】12:00~13:00(L.O)/【ディナー】18:00~21:00(L.O)
- 電話番号:06-6941-2483
- 交通手段:谷町四丁目3番出口出て、本町通西へ、松屋町筋内本町2交差点左折左側。堺筋本町2番出口中央大通り東へ、松屋町筋左折右側に有ります。徒歩5分程。(参考:食べログ)
- 予算:8,000〜15,000円
- 予約:予約可
- 席数:16席
- 定休日:日曜日・第一月曜日
- お店のウェブサイト:Fujiya 1935
…というわけで、以上が分子美食学にもとづいた料理が食べられるレストランのまとめでした♪
もう見ているだけでも面白いですね(笑
最後に、分子美食学を用いた分子調理法で有名なのは、なんといってもスペインの「エル・ブリ」のシェフであるフェラン・アドリア氏ですが、彼はこのように語っています。
「科学が重要なのは確かだが、一つの知識に過ぎず、それだけで人を感動はさせられない。ピカソにとっての絵の具のようなもの。大切なのはそれを使う創造力だ」「分子調理法」と呼ばれることにも抵抗する。「むしろ、名付けるとすれば『感性を持ったテクノ料理』かな」
というわけで、「分子調理法」といったら怒られそうですが(笑)、この分子調理法は「料理の分野における電子音楽(=テクノ)なんだ」と言われると分かりやすいですね!
一方で、日本で「フレンチの皇帝」などと呼ばれているジョエル・ロブションは、真空調理法は取り入れているものの、分子ガストロノミーには批判的であるそうです。
やっぱり、何事も賛否両論ありますね。
でもこれは本当に気になるので、ぜひ、私も今度行ってみようと思います♪
ちなみに、もし今度京都に旅行にいらっしゃることがありましたら、おすすめのカフェと豆腐屋さんをこちらの記事にまとめてみましたので、ぜひご覧ください!
まったくテクノではありませんが(笑
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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
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