休み明けに学校行きたくない中高生必見!憂鬱が軽くなる映画10選!
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そろそろ夏休みも終わりに近づいてきて、空はなんとなく秋空っぽくなり、トンボもそのへんをよく飛び始めた…
秋めいてくるこの時期、「ああ、学校行きたくないー!!!」という中高生の方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんなときに観るとちょっと憂鬱が軽くなるようなおすすめの映画を紹介します!完全に趣味丸出しなので、万人受けはしないかもですが、1つでも気になる作品が見つかれば幸いです。
ちょっと前置きになるんですけど、この記事を書こうと思ったきっかけがこの鎌倉図書館のツイートなんです。
もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。
— 鎌倉市図書館 (@kamakura_tosyok) 2015, 8月 26
ツイートされたのは昨日(8月26日)なんですが、すでに70,000回もリツイートされて話題になっていますね。
本当に、何も学校だけが人生の唯一の場所でもないし、唯一のものさしでもないです。
そういえば、Hey!Say!JUMPの伊野尾慧くんも、高校のときに友達がゼロだったそうですね。転校することを本気で何度も考えたとか。そのエピソードはこちらにまとめてありますので、ご参照くださいませ。
…というわけで、今回は学校に行きたくないときの憂鬱が少しでも軽くなるような、パワーをもらえる映画を集めてみました!
もくじ
笑って楽しく元気になる映画
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まずは、楽しく笑って元気になる映画から紹介していきます!笑うとそれだけでストレス解消になるので、憂鬱なときはどんどん笑える映画を観たりするといいですよね。
ゾンビランド
最初からゾンビですいません。題名の通り、アメリカのゾンビ映画です。でもでも、めっちゃ笑えるし明るくって面白いんですよ!
主人公はひきこもりのオタク(≒ニート)なんですが、ひきこもっていたお陰でゾンビに襲われずに生き残れているという、そういう設定から始まります。「ゾンビの世界で生き残るための32のルール」なるものを自分で創りだしてサバイバルしている(=ひきこもっている)強者です。
で、彼がひょんなことからゾンビだらけの世の中に出ていくはめになり、仲間と一緒に生き残る闘いをしていく(オタクなりに)、というコメディ映画です。
ゾンビの描写もそんなにグロくないので、日頃ゾンビ映画なんか観ないよ、っていう方にもすっごくオススメです!!
きっと、うまくいく
これはインドのボリウッド初のヒューマンコメディ映画です。日本でも2013年に公開され、ぴあの公開初週の満足度ランキングで1位になったり、第37回日本アカデミー賞で優秀外国作品賞を受賞したりと、かなりの大ヒットをしていました。
で、これの何がいいって、「青春が泣ける!」そして「ストーリーと音楽が楽しい!」んですよ!
主人公は、インドの理系の難関大学に入学した3人の問題児たち。それぞれに、「本当にやりたいことができていない」だったり、「将来のことが不安で不安で仕方ない」だったりと、悩みを抱えつつ七転び八起きで楽しく頑張るストーリーです。話も分かりやすいので何も考えずに観れますし、しかも爽やかな感動が随所に散りばめられています。
インドに旅行した気分にもなれるので、気分転換にもなるし、超オススメです!!
笑の大学

出典:keihanna-plaza.co.jp/event/movie/102.html
これは三谷幸喜監督の映画で、役所広司と稲垣吾郎が出演していますね。
これも文句なしに笑えます!時代は第二次世界大戦中で、設定はこんなかんじです。
生まれて一度も心の底から笑ったことがない検閲官・向坂睦男と、劇団『笑の大学』座付作家・椿一が警視庁の取調室で出会う
出典:Wikipedia
戦争中なので、あんまり軽薄な劇にはOKが出なかったんですよね。そんな厳しい検閲官を役所広司さんが演じ、一方笑いを追求する劇作家を稲垣吾郎さんが演じています。
で、その二人の会話劇を中心にストーリーが展開していくのですが、いやー本当に三谷幸喜さんは天才なんだなぁと感じさせられる素晴らしいウィットなんですよ。
感動あり笑いありのとっても楽しい映画です!オススメです!
ミッドナイト・イン・パリ
ウディ・アレン監督のフランスのパリを舞台にした映画です。アカデミー賞の脚本賞も受賞していましたね。
主人公はハリウッド成功した脚本家。でも実は、20世紀初頭の文学が大好きで、自分もそういう小説を書きたいと思っているんだけど、金持ちのフィアンセにはなかなか理解してもらえない。
そしてパリを旅行中、なぜか20世紀初頭のパリにタイムスリップしてしまいます!20世紀初頭のパリといえば、それこそスコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソなどなどと言った名だたる芸術家が闊歩していた夢の様な場所。そこで主人公は芸術の巨匠たちと仲良くお酒を飲んだりするんだけど…!?といったようなストーリーです。
特に文学好きな人にはたまらない映画だと思います。ウディ・アレン監督の皮肉で機知に富んだ会話もつい「ニヤッ」としてしまう面白さ。
そしてもちろん、古き良きパリのノスタルジーに酔うこともできて、とっても味わい深い映画です!「別に文学とか小説とか興味ない」という方でも楽しめる映画なので、ぜひ観てみてくださいね。
スパニッシュ・アパートメント
こちらはフランスのセドリック・クラピッシュ監督の青春映画です。
主人公は、実はこっそり小説家になりたいという夢を持っているんだけど、どうせ無理だしと諦めているパリの若者。
父の知り合いのビジネスマンに「スペイン経済が熱い」と勧められて、スペインのバルセロナに経済学を学びに留学に行くのですが、そこから楽しい青春が始まります。
バルセロナでは、個性豊かで国籍もバラバラの仲間たちと一緒にルームシェアをすることに。美人なレズビアンや神経質なイギリス娘、我の強い男友達などなどとしっちゃかめっちゃかの留学生活をするんですが、それが観てて肩の力が抜けるんですよね。
主人公もダメ男なりに頑張ってて励まされる映画です!フリーダムな雰囲気にパワーをもらえます!!
静かな力強さがぐっとくる映画
千と千尋の神隠し

出典:up.gc-img.net
こちらは言わずもがな宮﨑駿監督の有名なアニメ映画ですよね!
甘えん坊な子どもだった千尋が、妖怪たちの中でたくましく一人立ちしていくストーリーがぐっと来ます。象徴的な表現も多いのですが、それが逆に静かな感動と余韻を残してくれます。
異世界に連れて行ってくれるので、観終わった後は、なんかどこかを旅してきたような気分になれるんですよね。あー、なんかまた観たくなってきました。
ベルリン・天使の詩
こちらは、ドイツのベルリンを舞台としたヴィム・ヴェンダース監督の映画です。
天使として人間の営みを見守ってきた主人公が、「自分も人間として生きたい」というので無限の天使の生を放棄して人間になって生きていくというストーリーです。
「今、ここに、自分の身体を持って生きている」ということの、身震いするほどのかけがえのなさを感じさせてくれる映画です。そして、とってもロマンチックです。
しっとりと、生きることの確かな力強さを感じたい、というときにぜひ観てみて下さいね。本当にオススメです!!
ボルベール
スペインのペドロ・アルモドバル監督の映画で、主演はペネロペ・クルス。監督自身がゲイで、女性の感動的なまでの力強さを謳い上げています。
この映画は、何よりペネロペ・クルス演じる主人公の圧倒的なボディと美貌と生命力が見どころです。家族内のえげつない人間関係や経済的な問題を抱えつつも、そんなの吹き飛ばすような力強さで生き抜いていく姿に力をもらえます。
そしてペネロペ・クルスが美しくて目の保養になります。途中でペネロペ・クルスが歌う場面があるのですが、それもまた感動的です。
パワフルな女性たちを観たくなったらぜひとも!!
セブン・イヤーズ・イン・チベット
若かりしブラット・ピット主演の実話を元にした冒険映画です。
第二次世界大戦中にインドで捕虜にされた登山家が、捕虜収容所を脱出してチベットに向かい、ダライ・ラマと親交を深めていく…というストーリーです。
これは、ブラット・ピットのかっこよさはもちろん、チベットの雰囲気や少年だったダライ・ラマの慈愛がぐっっとくるんですよ。ああ、こんなにも尊いものが残っていたのだなぁ、というか。
まぁ、チベット研究をしている知り合いによると、「セブン・イヤーズ・イン・チベットはフェイクだ」ということだそうですが、でも半ばノンフィクションとして愉しむ分には本当に面白い映画です。おすすめです!!
ちなみに、中国政府に映画の内容を強く非難されたので、撮影の大半はアルゼンチンでされたということですが、一部はチベットでも撮影が行われたそうです。
おまけ:人の不幸は蜜の味という映画
…なんか、人として最悪な発想をしてすみません。でもぜひ紹介したい映画があるので、紹介させてくださいませ。
ブルー・ジャスミン
このウディ・アレン監督の「ブルー・ジャスミン」という映画がね、ほんとにね、これでもか!!!ってほど主人公を精神的に辛い状況に追い込むので、「ああ…私の毎日なんてまだましだ…」と思っちゃうんですよ。
主人公の女性はもともと超金持ちと結婚してセレブな生活をしていたのですが、その夫の不正が発覚して、贅沢生活は突然に崩壊。その結果、内心見下していた庶民派の妹の家に転がり込むことに。そこで何とか人生を立て直そうと七転八倒するのだけど…というようなストーリーです。
でもね、ウディ・アレン監督がすごいのは、そういう人生のどん底みたいな状況を描くときでも、「まぁしょうがないよ、そういうこともあるよ」というかんじのほのぼのオールディーズな暖かい音楽をBGMに使っちゃうことなんです。
それが、「どん底なんだけど、でもなんか悪くない」という印象に繋がっている気がします。まさに老境の成熟を感じさせられます。
ウディ・アレン監督の名言(迷言?)、「人生は惨め(miserable)か悲惨か(horrible)かのどちらかだけなんだよ」という言葉を思い出しますね。たしか村上春樹のエッセイでも紹介されていたと思います。
「惨め」というのは平和な普通の人々のうまくいかない生活のこと、「悲惨」というのはそれこそ飢餓や戦争や疫病などの状況下に置かれている生活のことなんだろうなと。
というわけで、映画の紹介は以上です!気になる映画があったら、ぜひ観てみて下さいね!
憂鬱なときは、堂々と現実逃避しちゃいましょう♪
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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
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