五郎丸歩が日本のサンウルブズではなくレッズにした理由は?【スーパーラグビー】
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五郎丸歩選手が「スーパーラグビー」のチーム「レッズ」に加入することが発表されましたよね!
レッズはオーストラリアのブリズベンに拠点があって、五郎丸歩選手も家族とともに移住するということでした。
その際に、「今回からスーパーラグビーに初参加の日本のチーム「サンウルブズ」とも迷ったが、「レッズ」からのオファーを受けることにした」、という旨の発言をされていました。
「サンウルブズだと家族との時間がとりにくくなるから」ということを理由の1つとして挙げていましたね。
…でも、なんでサンウルブズだと家族との時間がとりにくくなるの?と、毎度恥ずかしながらぺーぺーラグビーファンとしては思うわけです。
だって、日本のチームなんでしょ?と。
でもこれがですね、ちょっと調べてみると、確かにサンウルブズだと家族との時間がとれないだろうな〜というのがよくわかってきたんですよ。
それも合わせて、五郎丸歩選手が今回日本の「サンウルブズ」を選ばなかった理由をリサーチ&考察してみました。
日本のサンウルブズだと世界中飛び回るはめに!?
まず、日本のサンウルブズは、「アフリカカンファレンス1」と呼ばれる南アフリカチーム中心のグループに属していて、南アフリカのチームとたくさん試合をする必要があります。
(このスーパーラグビーの試合の仕組みや日本チームの試合日程と場所などについては、こちらの記事に詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください♪)
これは何を意味するのかというと、南アフリカに頻繁に試合をしに行く必要があるということです。
南アフリカには日本からの直行便はなく、飛行時間だけでも18時間以上かかります。それに空港までの移動時間や乗継の待ち時間、税関やら何やらを含めると、ものすごーーく大変です。
五郎丸歩選手のお子さんは、上の子は幼稚園で下の子は2歳前後ということですので、さすがにそんなに連れ回すわけにもいきません。
一方、ブリズベンのレッズなら、たまに南アフリカに出張することもあれど、ほとんどの試合をオーストラリアか隣のニュージーランドで行うことができるんですよ!
これなら断然家族との時間をとりやすいですよね (^^)
ブリズベンとの縁
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更に、五郎丸歩選手は、ブリズベンにはどうやらご縁があるようです。
-日本から参加するサンウルブズに加入することもできたが、レッズを選んだのは?
「ひとつは家族も一緒に連れて行けること。まだ子ども(男の子が2人)も小さいので、いい経験になると思った。もうひとつは高校3年の時に高校ジャパンに選ばれて海外遠征に行ったのがブリスベンだった。初めて世界のラグビーに興味を持った思い入れのあるところからオファーをもらったので」
というわけで、初めて世界に向けて目が開かれた場所のチームから、オファーを受けたわけで、そりゃ嬉しいですよね!!
シンクロニシティというか縁というか、人生の節目ではこういう不思議なことがよく起こりますよね (^^)
レッズの方でも歓迎ムードのようで、レッズの公式サイトにはこのような日本語のスライダー画像までありました!

出典:REDS公式サイト
「レッズファミリー」って、なんだかいいですね。それにしても、すごい迫力の5人です!
ちなみに、ブリズベンの場所や特色、治安についてはこちらの記事にまとめましたので、ぜひご覧ください♪
ラグビーで国境の壁は低い
また、ラグビーの世界では、国境の壁がかなり低いことも間接的に影響したのかなとも推測します。
ワールドカップの日本代表のキャプテンであるリーチ・マイケル選手もニュージーランド出身ですし、他にも外国人選手が約10人もいます。
その理由としては、ワールドカップ代表チームに参加するための条件が結構ゆるいからなんですよね。
1、その国・地域で出生したこと
2、両親および祖父母のうち少なくとも1人が、その国・地域で出生したこと
3、その国・地域に36ヶ月以上継続して居住しつづけていること出典:デコトピ
というわけで、ラグビーにおいてはかなり各国間での選手の流動性が高いです。
サッカー日本代表がすべて日本人で占められているのと比べると、その差が際立ちますよね。
更に、このスーパーラグビー自体でも、これまでに日本代表選手が外国のチームに参加してプレーした例があります。こちらの9人です。
- 田中史朗 – ハイランダーズ
- 堀江翔太 – レベルズ
- マレ・サウ – レベルズ
- リーチマイケル – チーフス
- 稲垣啓太 – レベルズ
- ツイヘンドリック – レッズ
- 立川理道 – ブランビーズ
- 松島幸太朗 – ワラタス
- 山田章仁 – フォース
出典:Wikipedia
こうやってチーム名を列挙してもイメージが湧きにくいかもしれませんが、またスーパーラグビーでの各国チームについては別記事でまとめようと思います (^^)
ともあれ、こうしてみると、日本代表キャプテンだったリーチ・マイケル選手も2013年と2015年以降、ニュージーランドのワイカトに拠点を置くチーフスに加入していますね。もともとニュージランドのクライストチャーチ出身ですしね。

出典:Facebook
関係ないですが、リーチ・マイケル選手はコーヒーが大好きで、ラグビーの傍ら経営やコーヒー豆の勉強を重ね、2015年7月1日にニュージーランドスタイルのカフェ「Cafe+64」をオープンしたそうですね!そういうのって、とてもいいなぁと思ってしまいます (^^)
Facebookページはこちらです。場所は東京都で、京王線の府中駅の近くですね。地図はこちら!
ちなみに、カフェの名前の由来は、ニュージランドに国際電話をかけるときに「+64」から始まることだそうです。日本は「+81」ですよね!
挑戦し続けるのが戦士の性か

出典:働く女性の味方.com
そして最後に、やはり、「強い選手がひしめくオーストラリアでやってみたい」、という純粋な好奇心というか挑戦したい心があったんじゃないかなと推測します。これは戦士の本能みたいなものではないかと。いや、まぁ、ラグビーは戦士ではなく紳士のスポーツではありますが…
ともあれ、ワールドカップのときにも見て取れたとおり、日本のチームだと、五郎丸歩選手はチームにとって欠かせない存在です。
でも、更にレベルの高い選手が揃うオーストラリアではそうはいかないかもしれません。また下から這い上がるような形になる可能性すらあるでしょう。
それでも、「安穏とトップであるよりも、リスクをとって下から挑戦し続けたい」という好戦的な野心がきっとあるんじゃないかと思います。そもそもそのような戦士の覇気があったからこそ、今のようなポジションにつけたのではないかなと。
と、いうわけで、以上が五郎丸歩選手がサンウルブズを選ばずにオーストラリアのレッズを選んだ理由のリサーチ&考察でした!
兎にも角にも、五郎丸歩選手には彼の地で頑張って欲しいですね!…なんて、私に余計な心配されなくてもそりゃ頑張りますよね(笑
ちなみに、レッズとサンウルブズの対戦は、2016年5月21日にブリズベンのサンコープ・スタジアムで行われますよ!五郎丸歩選手も、「ぜひツアーで来てください」とおっしゃっていましたね♪
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました (^^)
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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
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