節分の飾りは玄関のどこにいつからいつまで飾るの?イワシの選び方は?
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こんにちは。パプーです。
最近はあまり見かけなくなりましたが、節分にちなんで、柊(ひいらぎ)と鰯(いわし)の頭を節分の飾りとして玄関先に飾ります。
今回は、節分の飾りはどこにいつからいつまで飾るのか?&イワシの選び方についてまとめてみます。
もくじ
節分の飾りの厄除け効果は?
たしかに、私が子供の時、柊に鰯の頭を刺したものを家の外に飾っていました。私の親は、柊と鰯の頭を飾ると厄除け・魔除けになるんだ、と教えてくれました。ほんとかな、そんなものかな、と子供ながらに思ったものです。それこそ「鰯の頭も信心から」ですね。
さて、柊に鰯の頭を刺したものを「柊鰯(ひいらぎいわし)」、「鰯柊」、「柊刺し」、「焼嗅(やいかがし)」と言うのだそうですが、これは、尖ったものと臭いのきついものの組み合わせだから、鬼も嫌うというわけですね。
節分の飾りは玄関のどこに飾るの?
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そこで、この柊鰯、どうやって作るかというと、とても簡単。焼いた鰯の頭を柊の枝に刺すだけです。
ただそれだけ。
そしてこれを家の門、または、玄関先に飾ります。
鬼が中まで入って来られないように、玄関の中ではなく外がいいですね。
節分の飾りはいつからいつまで?
では、いつ柊鰯を作って、飾ればいいのか?
節分の日に焼いた鰯の頭を使って、その日に飾ればOKです。
取り外す日は、諸説ありますが、はっきりとした決まりはないようです。
節分の翌日の立春の日には外すというところもあれば、あるいは1年中飾っておくところもあるようです。
こればかりは地域差が激しいので、ケースバイケースで判断するのが一番ですね。
一番確実なのは、節分が過ぎたら近所の玄関先の飾りをそれとなく観察しておいて、なんとなく皆が取り外してきたら、それに合わせて自分も取り外すことかなと思います。
近所付き合いがある方であれば、近所のおばあちゃんにでも聞いてみるといいですね。
ちなみに、お正月飾りの門松の場合は、結構フレキシブルな節分の飾りとは事情が違います。
松を12月13日の事始めに採りに行き、飾る日はこの日から28日の間か、30日とされています。29日は「苦」に通じる、31日は「一夜飾り」といって、不吉を嫌って飾らないことになっています。
そして、1月7日の「松の内」、あるいは10日、15日に取り払うというのが一般的です。
結構しっかり決まっているのですね。
節分の柊とクリスマスの柊は違う!
ここからは豆知識として、柊と鰯のそれぞれについて、見ていきたいと思います。
まず柊は、モクセイ科の常緑樹で、日本や台湾の野山に自生しています。4〜10mほどに成長します。葉には鋭い切れ込みがあり、触るとヒリヒリ痛むことから「疼ぐ(ひいらぐ)」ということから名前がついたのだとか。
疼く(うずく)と字をあてて、「疼木(ひいらぎ)」と書いたり、「鬼の目突き」と言われたりもします。
開花時期は10月から12月で、白い花が葉に隠れるように咲きます。その後、黒い実をつけます。
赤い実の柊をクリスマスで見かけますが、これはセイヨウヒイラギと言われるもので、モチノキ科だそうです。別種なんですね。また、ヒイラギナンテンは「メギ科」であり、これも別種です。
確かに、節分の柊は鬼が寄ってきたら「鬼の目を突く」ものでもありますので、クリスマスで幸せボケしていそうなセイヨウヒイラギには役不足だともいえるでしょう(?)。
鰯三兄弟!?
美味しいイワシの選び方
鰯(いわし)は、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシがあります。魚偏に弱という旁(つくり)を組み合わせて、いわし。字の通り、痛みやすい魚のイメージがありますよね。
お店で選ぶポイントとしては、
- 表面に張りがあって、青く艶がある
- エラが綺麗で鮮やかな紅色をしている
- 柔らかくなっていない死後硬直状態のもので、ふっくらと丸みを帯びて脂がのっている
…というものが美味しいそうです。
おそらく、何匹か入っているものをパック買いして、そのうち一匹だけを節分の飾りに使うことになるかと思いますので、せっかくですしおいしいイワシを買いたいですね。
マイワシ
マイワシは、鮮魚として店頭にならぶ機会が多い鰯の代表選手。胴体の表面に黒い斑点が並んでいたら、これがマイワシ。
カタクチイワシ
カタクチイワシは、マイワシに比べ細長くて小さく、大きくて15センチ程度。
日本の鰯漁獲量の半分近くがカタクチイワシだとか。
ほとんどがイリコなどに加工されます。
マイワシ、ウルメイワシがニシン科であるのに対して、カタクチイワシはカタクチイワシ科に分類されます。カタクチイワシ科を総称して、アンチョビと言うそうです。なるほど、アンチョビは鰯でも、カタクチイワシだったんですね。
ウルメイワシ
ウルメイワシは鰯三種のなかで最も大きくなる鰯で、漁獲量が少ないそうです。目が大きくてうるんでいるように見えることからウルメイワシと名付けられたとか。その形の特徴もあってか、目刺しとして使われ、脂が少なく淡泊なのが特徴。
もうこれで鰯の見分けがつくようになりましたね。
イワシの栄養価
最後に、鰯の栄養価をみると、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)を豊富に含んでいます。
DHAは、記憶力、判断力を向上させたり、認知症に対する効果、血流改善の効果、視力の回復効果、アレルギー予防、精神安定に対する効果が認められています。
EPAには、おもに血液をサラサラにする効果があります。
私はイワシが苦くてすこし苦手なのですが、これはぜひ食べたほうがよさそうですね。
ちなみに、節分の飾りに使うイワシはどれでもいいですよ。
スーパーにいったら、直感で、鬼が嫌がりそうな一番強そうなものを選んでみましょう。
節分のお飾りも良いですが、この機会に鰯料理を堪能してみてもいいですよね。刺身、煮物、焼き物、酢締め、フライ、すり身料理など、実はかなり応用が効きます。
ちなみに、非常ににぎわう京都の吉田神社の節分祭では、門前の露店で鰯の塩焼きの屋台が出ているそうですよ。私も今年は鰯の露店を目当てに?!節分祭に行ってみたいと思います。
ありがとうございました。
それでは。
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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
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