【画像】スーパーラグビーのチーム一覧と意味・エンブレムまとめ!サンウルブズは?
この記事は約26分で読めます。
Sponsored Link
今年から日本もスーパーラグビーに初参戦しますが、チームがたくさんあってよく分からない…となったので、自分の頭の中を整理するためにも、今回の記事ではスーパーラグビーのチーム一覧をまとめてみました!
チーム名の意味とユニフォーム、エンブレムの画像も集めましたので、ご参照下さい (^^)ついでに、最初のプール戦(リーグ戦)での日本の対戦相手もわかるようにしました。
…ラグビーと関係ないこともかなりつらつら書いちゃってますが (^^;
なお、スーパーラグビーの仕組みなど「スーパーラグビーって何?」ということについてはこちらの記事にまとめましたので、私と同じくラグビー初心者のかたは先にお読みいただくとより分かりやすいかと思います♪
もくじ
オーストラリア・ニュージーランドグループ:オーストラリアディヴィジョン
オーストラリアのチーム名一覧

出典:日刊スポーツ
チーム名 | 参加年 | 本拠地 | ホームスタジアム | 優勝回数 | 日本との対戦(2016) |
ブランビーズ | 1996 | キャンベラ | キャンベラ・スタジアム | 2 | ★(5/28) |
ワラタス | 1996 | シドニー | アリアンツ・スタジアム | 1 | ★(7/2) |
レッズ | 1996 | ブリスベン | サンコープ・スタジアム | 1 | ★(5/21) |
フォース | 2006 | パース | nibスタジアム | 0 | ★(5/7) |
レベルズ | 2011 | メルボルン | AAMIパーク | 0 | ★(3/19) |
日本のサンウルブズは、オーストラリア勢とは1回ずつ対戦がありますね!
五郎丸歩選手が所属する注目のサンウルブズ対レッズ戦は5月21日です!
★ブランビーズ(The ACT Brumbies)

出典:Wikipedia
本拠地は首都特別地域キャンベラです。
ブランピーズとは、ブランビー(Brumby)の複数形で、オーストラリアの野生馬のこと。
ヨーロッパからの移民とともに持ち込まれた数種類の馬が野生化し、オーストラリアの厳しい環境の中で自然淘汰と混血をくり返し、独自の種として進化を遂げた。
その様態はさまざまで、頑健な躰と脚を持つ。「オーストラリアの自由の象徴」とも。
2014年には、日本代表SO立川理道が所属していました♪
★ワラタス(The New South Wales Waratahs)

出典:Wikipedia
本拠地はサウスウェールズ州シドニーです。
で、こちらの「ワラタ」は、2ちゃん用語とかではなくて、シドニーの州花です。
オーストラリアに自生している花らしいです。ちょっと菊にも似ていますね。
この「ワラタ」は19世紀には船の名前としても使われていたらしいのですが、4隻の「ワラタ」の名前を持つ船のうち4隻とも海で難破してしまったそうです。どうも船の名前にするには不吉なようですね。(ものすごく関係ないですが)
ワラタスは、2014年にはプレーオフ決勝でニュージーランドのクルセイダーズを破って優勝しました!2015年は準決勝で敗退しました。
★レッズ(The Queensland Reds)

出典:rugby-rp.com
本拠地はクイーンズランド州ブリズベンです。
「レッズ」はそのまま「Red=レッド=赤」の意味ですね。赤いユニフォームが印象的なチームですよね!
エンブレムには、コアラがあしらわれています。
…うーん、やっぱり、「『コアラズ』じゃ弱そうだからやめとこ」って却下されて「レッズ」になったんですかね。
いちおう、エンブレム↑をよく見てみると、コアラも一生懸命ガンつけてるんですけど、やっぱりもとがコレ↓ですものね。
…やっぱりかわいい!!!
でもコアラがモチーフにされているだけあって、レッズの本拠地ブリズベンがあるクイーンズランド州では、かわいいコアラを抱っこできる動物園もたくさんあるみたいですよ(笑
クイーンズランド州の州都ブリズベンの治安や場所・特色については、詳しくはこちらの記事をご参照下さい!
あと、御存知の通り、2016年には五郎丸歩選手がレッズに加入しますね!レッズのホームページでも上の画像のように「日本語で」歓迎のメッセージが掲げられています。
(ちなみに、五郎丸歩選手がサンウルブズではなくレッズを選んだ理由については、こちらの記事をご参照下さい!)
また、日本代表のツイ・ヘンドリックも2015年からレッズでプレーしています。
★フォース(Western Force)

出典:Wikipedia
本拠地は西オーストラリア州パースです。
「フォース」は、スター・ウォーズの「フォース」と同じ意味ですね。「May the force be with you. フォースと共にあらんことを!」というあれです(笑
こちらのラグビーの「フォース」の場合は、「強さとエネルギー、仲間」の力を現しているそうです!
で、エンブレムは黒白鳥で、西オーストラリア州の伝統的な州鳥だそうです。
おおお、白鳥が黒い!!
…こうしてみると、オーストラリアの生態系ってかなり日本と違いますよね。慣れ親しんだイメージが覆されるかんじがします。
Sponsored Link
フォースの本拠地パースはかなり田舎のイメージですので、黒白鳥などの野生動物もたくさんいそうです♪

出典:cache2.asset-cache.net
フォースには、2015年に日本代表のWTB山田章仁が加入しました。
これまでにプレーオフのトーナメント戦に進出したことはありません。
★レベルズ(The Melbourne Rebels)

出典:Wikipedia
本拠地はビクトリア州メルボルンです。
こちらの「レベルズ」の「Rebel」は「反逆者」というような意味です。
この命名ですが、メルボルンが位置するヴィクトリア州で初めてワラビーズ(オーストラリア代表ラグビーチーム)に選出されたアーネスト・エドワード・”ウェリー”・ダンロップ氏にちなんでいるそうです。
「ダンロップ氏のように、ヴィクトリア州のラグビーは敢えて他とは違うことをやってきた歴史がある。荒くれ者らしく、とにかくやったるんだ」というような精神があるとのこと。
あとは、このエンブレムの5つの星はレベルズの5つの信条を現しているそうです!
- 己と相手を尊重(Respect)する
- 全てにおいて最高に強い(Excellence)
- スポーツと人生の、そして、断固たる決断力と豊かな人間性のバランス(Balance)
- チームが第一、「俺たち」であって「俺が俺が!」ではないという倫理(Ethos)
- 常に現状以上を目指すリーダーシップ(Leadership)
おおお、チーム名では結構ツッパってる割に、ものすごく真っ当でかっこいい信条を持っているのですね (^^)

出典:cache3.asset-cache.net
2013年から日本代表の堀江翔太、マレ・サウが加入し、更に2015年からは稲垣啓太が加入しています。
プレーオフのトーナメントには進出したことはありません。
ちなみに、レベルズの本拠地であるメルボルンですが、エコノミスト誌の調査部門「インテリジェント・ユニット」の「世界で最も住みやすい都市」の1位にランクインしているんですよ。しかも5年連続で!
メルボルンに旅行に行ったという知り合いも、「すごくよかった。ストリートでロックバンドがライブしててめっちゃかっこよかった!」とか興奮して話していました(笑
オーストラリア・ニュージーランドグループ:ニュージーランドディヴィジョン
チーム名一覧

出典:日刊スポーツ
チーム名 | 参加年 | 本拠地 | ホームスタジアム | 優勝回数 | 日本との対戦(2016) |
ブルーズ | 1996 | オークランド | イーデン・パーク | 3 | なし |
チーフス | 1996 | ハミルトン | ワイカト・スタジアム | 2 | なし |
クルセイダーズ | 1996 | クライストチャーチ | AMIスタジアム | 7 | なし |
ハイランダーズ | 1996 | ダニーデン | フォーサイスバー・スタジアム | 1 | なし |
ハリケーンズ | 1996 | ウェリントン | ウエストパック・スタジアム | 0 | なし |
日本のサンウルブズは、ニュージランド勢とはプール戦(リーグ戦)での対戦はありませんね。
この表の「優勝回数」を見てもわかるとおり、名門揃いの強豪国です!(今更…)
ちなみに、ニュージーランドやオーストラリアなどオセアニアの諸国がなぜ強いのか?ということについては、素人なりにこちらの記事でリサーチ&考察してみましたので、ぜひご覧ください (^^)
★クルセイダーズ(The Crusaders)

出典:rugby-rp.com
本拠地はクライストチャーチです。
なんだか、このロゴだけ見ると、往年のファミコンのゲームタイトルみたいですが、実はこのクルセイダーズは過去の優勝回数最多の7回を誇る屈指の強豪チームです!
「クルセイダーズ」は、日本のラノベとかゲームとかでもたまに聞く言葉かなとおもうのですが、「十字軍」という意味です。
世界史の授業で習ったとおり、西洋中世に、イスラーム勢力の手に渡った聖地エルサレムを取り返すべく西ヨーロッパから派遣された軍隊のことですね。
…西洋と中東というのは、本当に昔から仲が悪いですよね。十字軍の時代からだと、もう1000年近く紛争を続けてるんじゃないじゃないですかね。
でも、報道をみてると不思議なんですけど、中東諸国側は「イスラーム諸国」と宗教によって一括りにされるのに対して、欧米諸国は「キリスト教諸国」とは言われないんですよね。中東だけを「イスラーム」という宗教で一括りに表現してしまうのはフェアじゃないような気もします。
…ともあれ。
このクルセイダーズという非常にキリスト教的なネーミングは、カンタベリー州の本拠地クライストチャーチ(=「キリスト教の教会」というような意味)となんとなくつながるから、ということだそうです。
ちなみに、このクライストチャーチは、もともとイギリス(というかイングランド)の植民地だったのですが、「イングランド以外で一番イングランドらしい」と言われる街だとか (^^)
クルセイダーズがスーパーラグビーで最後に優勝を飾ったのが2008年です。
それ以後は、2011年と2014年に両方ともファイナルで敗れて準優勝、が最高の成績となっています。
★チーフス(The Chiefs)

出典:rugby-rp.com
本拠地はハミルトンです。
「チーフス」の「チーフ」というのは、普通に会社などでもリーダーのことを「チーフ」とかって呼ぶ場合もあると思いますが、それと似たかんじで「酋長」という意味もあります。
原住民の酋長、などというときに使われる言葉ですね♪
エンブレムでも、ものすごーく強そうな酋長が斧(?)を持っています。

出典:chiefs.co.nz
チーフスは非常に勢いがあるチームで、昨季まで4年連続プレーオフ進出を決めており、2012年と2013年に連覇を飾っています。
2015年度からは、日本代表のリーチ・マイケルも加入していますね!
★ハイランダーズ(The Highlanders)
本拠地はダニーデンです。
なんだかこちらのエンブレムも、往年のファミコンに出てきそうな(以下略)
ともあれ、「ハイランダー」というのは、もともとイギリスのスコットランドの北部の山岳地帯ハイランドに住む人々を指す言葉です。
で、この「ハイランダーズ」の本拠地ダニーデンにはそのハイランド出身の人々が多く住んでおり、そのルーツにちなんで「ハイランダーズ」と名づけられたそうです。
その名前には、「不羈独立の精神、ルーツに対する誇り、忠誠心、強さ、絆、正直、勤勉」という美学が込められているそうです。
もともと兵士としてもその勇猛果敢さで知られたハイランダー(ハイランドの人々)なので、その精神とイメージを受け継いでいるのですね (^^)
スコットランドのハイランド地方は、山がちで土地も貧しい北国で、生活環境としては非常に厳しいところであるそうで、そのような場所で戦士として鍛え上げられてきた男たちの美学なのでしょう。

出典: rugby-rp.com
ハイランダーズは、ちょうど昨季の2015年にスーパーラグビーで初優勝を決めました!
また、2013年から日本代表SH田中史朗も所属しています。
★ハリケーンズ(The Hurricanes)

出典:Wikipedia
本拠地はウェリントンです。
こちらはエンブレムからも見て取れるとおり、熱帯低気圧の「ハリケーン」ですね!
ちなみに、ハリケーンとサイクロンと台風の呼び方は、エリアによって違うらしいです。こんな↓かんじ。あとは微妙に基準となるヘクトパスカル値などが違ったりもするようですが。

出典:i0.wp.com
…あれ?でも、これで見ると、ニュージーランドに来るのは「サイクロン」ですよね。「ハリケーン」じゃなくって。
うーん、たぶん、これは完全に推測ですけど、たぶん「サイクロン」は地元で身近すぎてイマイチかっこいいかんじがしないのかもしれませんね。
これは日本を例にとって考えると分かりやすいと思うんですが、「台風ズ」とか「タイフーンズ」とか言ってもなんだダサいかんじがしませんか?下手したら「不謹慎だ!」とか言われちゃうかも。
だからきっとニュージーランドの人たちも、地元の聞き慣れた「サイクロン」より、エキゾチックなカリブ海などで吹き荒れる「ハリケーン」の方がかっこいいわーと考えたのではないでしょうか…?
ハリケーンズは優勝経験はありませんが、2015年には準優勝につけました!
★ブルーズ(The Blues)

出典:Wikipedia
本拠地はオークランドです。
「ブルーズ」はそのまま「ブルーズ=Blues=青」ですね!
本拠地のオークランドは海もほど近く、ニュージーランド最大の都市でありながら、豊かな自然も楽しめる場所です。
そして、エンブレムにあしらわれている山は、ウェリントンとオークランドのほぼ中間にあるタラナキ山(エグモント山)ではないかなと思います。
日本では「南洋富士」とも呼ばれる美しい山です。
やはりどこか富士山を彷彿とさせる山の形なので、映画「ラスト・サムライ」のロケも行われたことで有名ですね。
明治維新期の日本を舞台にトム・クルーズと渡辺謙が共演した映画です。(以下ちょっとネタばれ注意)
渡辺謙って、ハリウッド映画に出演すると、いつも「めっちゃいいやつなんだけど最後に美しく死んじゃう」散り役が多い気がしますね。
「ハラキリ」的な武士道のイメージに近い雰囲気をお持ちだからでしょうか??
「硫黄島からの手紙」でもそんな役どころでしたよね。関係ないですけど、「硫黄島からの手紙」のニノの演技は感動的でした、個人的に (^^)
南アフリカグループ:グループ1
チーム一覧

出典:日刊スポーツ
チーム名 | 参加年 | 本拠地 | ホームスタジアム | 優勝回数 | 日本との対戦(2016) |
ブルズ | 1996 | プレトリア | ロフタス・ヴァースフェルド | 3 | ★★(3/26)(7/9) |
ストーマーズ | 1996 | ケープタウン | ニューランズ・スタジアム | 0 | ★★(4/8)(5/14) |
チーターズ | 2006 | ブルームフォンテーン | フリーステイト・スタジアム | 0 | ★★(3/12)(4/15) |
サンウルブズ | 2016 | 東京都港区 | 秩父宮ラグビー場&シンガポール・スポーツ・ハブ | 0 | ←ご本人 (^^) |
こちらの南アフリカグループ1に、日本が所属していますね。
ですので、他のブルズ、ストーマーズ、チーターズとは各2回対戦します。
ブルズは過去に3回の優勝経験がありますし、ストーマーズも優勝経験こそありませんが、プレーオフには過去に3度も出場したことがある強豪です!
★ブルズ(The Bulls)

出典:Wikipedia
本拠地は南アフリカの首都プレトリアです。
ブルズは「ブル=bull=雄牛」ですね!
同名で有名なのは、全米プロバスケットボール(NBA)の「シカゴ・ブルズ」ですよね。
雄牛といってもこういう↓悠長なのではなくて、
こういう↓闘牛系のですね(ちなみにこの像はニューヨークのウォール街にあるらしい)。
雄牛(牡牛)はスペインの闘牛などでもその猪突猛進な闘争性と強靭さが見て取れるとおり、非常に男性的なイメージがあります。
世界各地の神話でも、男性原理≒天の太陽を象徴することが多いですね。
スーパーラグビーでの優勝回数が一番多いのは圧倒的にニュージランド勢で、その次がオーストラリアなのですが、南アフリカ勢で唯一優勝経験があるのがこのブルズです。
過去に3度優勝していて、直近では2010年です。日本のサンウルブズと同じグループになりますので、サンウルブズとも2度対戦します。
★チーターズ(The Cheetahs)

出典:Wikipedia
本拠地はブルームフォンテーンです。(1995年のワールドカップで、日本代表がNZのオールブラックスに145-17で大敗を喫した「ブルームフォンテーンの悪夢」があった場所ですね…)
チーターズは、そのまま動物のチーターですね。
平均時速59キロ(車!?)で走ることのできる地上で最速の動物です。もちろん、南アフリカにも生息しています (^^)
また、チーターズはトヨタがスポンサーなので、「トヨタチーターズ」と呼ばれることもあるそうです。
実際、チームの公式ホームページにも「TOYOTA」の文字がちらほら↓。

出典:fscheetahs.co.za(赤色の囲いは筆者)
日本人のトヨタの社員さんはサンウルブズとチーターズとどっちを応援するんでしょうね?(笑
また、このホームページに「120 years of running rugby(120年のランニングラグビーの歴史」という記載もあることで分かるとおり、チーターのように「走る」ことが特徴となっているチームです。
チーターズはこれまでにプレーオフのトーナメント戦に出場したことはありません。
日本のサンウルブズは、こちらのチーターズとも2回対戦します。
★ストーマーズ(The Stormers)

出典:Wikipedia
本拠地はケープタウンです。
ストーマーズは、「ストーム=storm=嵐」の意味ですね!
「嵐のようなラグビーだぜ!」というかんじで普通にかっこいいですが、これもたぶん本拠地ケープタウンの特色に結びついているんじゃないかなと。
ケープタウンの近くには、かの有名な喜望峰があります。15世紀にヴァスコ・ダ・ガマが見出したアジアと西ヨーロッパを結ぶ喜望峰回りの最短航路は、当時の香辛料貿易の促進に繋がりました。
しかしこの喜望峰のあたりは非常に荒れる海域で、当時のポルトガル人バルトロメウ・ディアスが「嵐の岬」と命名したほどだそうです。
というわけで、「嵐=ストーム」に繋がってきますね。
荒れる海域とはいえ、当時も今も海上交通の要衝であることに変わりはなく、ケープタウンは南アフリカ国内でも第3位の経済都市で、造船会社や海運会社もオフィスもたくさんあるそうです。

出典:cache1.asset-cache.net
またバカなことを言ってあれなんですけど、スポンサーがDHL(運送会社)なんですね。
…こう、いかついラガーなお兄さんが一生懸命荷物を配達してくれてるようにも見えませんか?ほら、一時流行った「佐川男子」みたいな?
ともあれ!
ストーマーズの指揮官に前日本代表ヘッドコーチエディー・ジョーンズが就任するという話がありましたが、どうやら立ち消えになったようですね。エディー・ジョーンズは、ストーマーズではなく、イングランド代表指揮官に就任する見通しだそうです。
エディー・ジョーンズが指揮するストーマーズと日本のサンウルブズの対戦なんか、かなり楽しみだったので、ちょっと残念といえば残念です。
このストーマーズは、過去にスーパーラグビーで優勝したことこそありませんが、3度ほどプレーオフに出場した経験がある強豪でもあります!
★サンウルブズ(The Sunwolves)
本拠地は東京都港区です。南アフリカから一気に聞き慣れた場所に来ましたね(笑
で、サンウルブズは、ご存知我らが日本のスーパーラグビーチームですね。「BREAK THE LINE! 壁をぶち破れ!!」がスローガンです♪
2016年から初参加のできたてホヤホヤのチームです。
意味は、「SUN=太陽」が「日出づる国」のことで、「WOLVES=オオカミ」の意味です。
この名前のアイデアは公募されたらしく、3000通以上の応募があったらしいですね!しかも外国からも!
ちょっと詳しく解説すると、「日出づる国」というのは、もともと聖徳太子が当時の中国の帝国随の皇帝への手紙に書いた「日出づる処(=日本。)の天子、書を日没する処(=中国の随帝国)の天子に致す。」というところから来ているそうです。
国家間の外交上の見栄の張り合いは当時から変わらないんだなーとか思ったりもします(笑
まぁ当時は、現在のような国境、国民、主権を備えたガッチリ国民国家としての「国家」はなかったのでしょうけどね。当時はもっといろいろと流動的だったんじゃないかなと思います。
で、あとは「WOLVES=オオカミ」については、サンウルブズの責任者の方が以下のように語られています。
「WOLVES」<オオカミ>は仲間を守り、群れで統率をとり、組織力で獲物を捕らえるなど団結力に秀でているといわれています。同じく、身体は大きくなくとも、俊敏で、よく走り、個人の力より組織力で、強敵に挑む日本のプレースタイルに重ね合わせています。
オオカミといえば、『シートン動物記』という本に出てくる「オオカミ王ロボ」という話は感動的なので、オオカミという動物にご興味がある方はぜひお読み下さい (^^)
オオカミの写真↓
オオカミって、よく見るとかなり怖いですよね…。犬からは失われた野生の獰猛さを感じます。
神話にもよく出てくる定番のオオカミなのですが、例えば北欧神話の巨狼フェンリルなんかは有名ですね。
…それにしても、サンウルブズのヘッドコーチや選手はいつ決まるのでしょうね?スーパーラグビー開幕も迫ってきていますし、ちょっと不安です。。
ユニフォームもどのようなものになるのか、楽しみです。チーム名に「SUN」とついているだけに、きっと日本代表と同じく赤いユニフォームになるのでしょうか?
でもそれだと他のチーム(ライオンズとか)と被りますし、赤と白のストライプかな…?いやでも、それだと日本代表とかぶるし。。
いっその事、ぜんぜん違うオレンジとか緑とかもいいですね(笑
南アフリカグループ:グループ2
チーム一覧

出典:日刊スポーツ
チーム名 | 参加年 | 本拠地 | ホームスタジアム | 優勝回数 | 日本との対戦(2016) |
キングス | 2013 | ポートエリザベス | ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム | 0 | ★(4/2) |
ライオンズ | 1996 | ヨハネスブルグ | エミレーツエアライン・パーク | 0 | ★(2/27) |
シャークス | 1996 | ダーバン | キングス・パーク・スタジアム | 0 | ★(7/15) |
アルゼンチンチーム(名称未定) | 2016 | 未定 | 未定 | 0 | ★(4/23) |
こちらの南アフリカグループ2では、アルゼンチンのチームが日本と同じく2016年に初加入ですね!
日本とは各チーム1回ずつ対戦があります。
★キングズ(The Southern Kings)
本拠地はポートエリザベスです。
キングスは2009年に正式加入が決定し、2013年にスーパーラグビーにデビューしたチームですね。
諸事情により2014年と2015年は欠場となりましたが、2016年に再びカムバック!というかんじらしいです (^^)
本拠地のポートエリザベスは南アフリカの南端にある温暖な都市で、サファリツアーなどがたくさん出ているみたいです♪
「キングス」はそのまま「王たち」という意味ですね。
エンブレムにあしらわれている槍は、王(酋長)が持っているものです。

出典:zimbio.com
↑黒いユニフォームがキングスです!
★ライオンズ(The Lions)
本拠地はヨハネスブルグです。
ライオンズは見たとおり、百獣の王ライオンですね!
エミレーツ航空がスポンサーとなっているので、「エミレーツ・ライオンズ」とも呼ばれます。
2005年までは「キャッツ(猫)」というチーム名でしたが、2006年から現在のライオンズに変わりました。
猫がライオンになった、というかんじですね♪
ちなみに、本拠地のヨハネスブルグは南アフリカで最大の都市ではありますが、世界一治安が悪い都市ということでも有名です。
「ヨハネスブルグ 治安」とかでググるとかなり恐ろしいエピソードがいろいろと出てくるので、よかったら検索してみてくださいね。例えば、
- タクシーからショッピングセンターまでの10mの間に強盗に襲われた。
- 中心駅から半径200mは強盗にあう確率が150%。一度襲われてまた襲われる確率が50%の意味
出典:getnews.jp
他にも、赤信号で止まると即強盗されるので全員信号を無視しているとか、ものすごい話がたくさんあります。
ライオンズはあまり成績がよくなく、過去に6回ほど最低成績をおさめていますが、セミファイナルにも2度ほど出場成績があります。
でも、前述の治安のことを考えると、この選手たちも「リアル北斗の拳(?)」の世界で日々サバイバルしてるのかなとか想像しちゃいます。まぁ、ラグビー選手はいい地域にしっかり警護もつけて安全に住んでいるのでしょうが…
★シャークス(The Sharks)

出典:rugby-rp.com
本拠地はダーバンです。こちらもそのまま、シャーク(サメ)ですね!
本拠地ダーバンの浜辺にはサメが出現することでニュースになったこともあり、数年前には数人のサーファーが被害にあって死亡した例まであります。
しかもホオジロザメやオオメジロザメといった極めて獰猛な怖い系のサメが出るそうなんですよ!
そう思うと、微妙に笑えないエンブレムではあります…
とはいえ、ダーバンは昔から高級リゾート地として有名で、南アフリカ第二の都市です。2010年にはサッカーのFIFAワールドカップもダーバンで開催されましたね!

出典:superxv.com/uploadedbigimages/Patrick_Lambie54.jpg
シャークスは、2012年には準優勝しています!過去にも更に3度、準優勝の経験があります。
また、パナソニックのCTBピーターセンが所属していますよ。
★アルゼンチン(チーム名・エンブレム未定)
本拠地はブエノスアイレスです。
アルゼンチンのチームも、昨今のラグビーワールドカップでの活躍から2016年よりスーパーラグビーへの加入が認められました!今回のワールドカップでも、4強に躍進しましたよね!
チーム名は未定ですが、現地メディアによると「Los Jaguares(ロス・ジャガース)」になるのではないかという報道がされているそうです。
確かに、ジャガーは南米では古くから神話にも登場する南米最強の肉食獣です。チーム名に冠するには最適かもしれませんね!
でも赤ちゃんの時はこんなにかわいいんです!↓

出典:ccpics.net
ほわほわ!!!
…でも大きくなると、
ワニも食える!!!
…ちなみに、ラグビーワールドカップのアルゼンチン代表の愛称は「Los Pumas(ロス・プーマス)」というのですが、エンブレムはジャガーなんですよね。これは、メディアが間違ってジャガーをプーマだと報道してしまったところから、その「ロス・プーマス」そのまま定着してしまったそうです。
他にも、ラグビーワールドカップの各国代表ランキングトップ10(2015年9月時点)の愛称やエンブレムについては、いろいろなエピソードを交えてこちらの記事にまとめましたので、ぜひご覧ください♪
というわけで、以上がスーパーラグビー出場18チームの本拠地、エンブレム、チーム名などなどのまとめでした♪
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました (^^)
Sponsored Link
ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪
今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)
最近のコメント