さっぽろ雪まつりで自衛隊が作品を作る理由は?凄すぎる画像も紹介!

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こんにちは。

節分の季節がやってきたと思ったら、もうスーパーには、ひな祭りのお菓子が並べられていました。来月は桃の節句。それまで、今しばらく、冬の季節を楽しみたいですね。

さて、今日紹介するのは、開催が近づいている「さっぽろ雪まつり」についてです。

皆さん、実は自衛隊の人たちがさっぽろ雪まつりの雪像作りを手伝っているというのをご存知でしたか?

しかし、「え、なんで軍隊自衛隊がそんな楽しいことをしているんだ??」と不思議になったので、自衛隊がさっぽろ雪まつりを手伝っている理由をちょっと調べてみましたよ。

ついでに、そのあまりに素晴らしい出来栄えの作品の画像もご紹介です。

 

さっぽろ雪まつりに自衛隊が出動する理由は?

さっぽろ雪まつり、毎年ニュースで紹介されるたびに、いつか行きたいなぁと思っています。今年は無理そうなので、来年こそは。。。

特に、雪像はそのスケールからして非常にインパクトがありますよね。

今年、2016年の第67回さっぽろ雪まつりでは、208基の氷雪像がつくられるそうです。

2月5日から11日まで大通会場・すすきの会場、2月5日から18日までつどーむ会場で開催されます。

さっぽろ雪まつりといえば、やはり巨大な雪像ですよね。陸上自衛隊や市民ボランティアなどの手によって制作されています。

それでは、さっぽろ雪まつりに自衛隊が出動する理由は何なのでしょうか。(一応、「駆り出される」と言うと語弊がある。。。)

これには、割りとダラダラした歴史的な経緯と、ついでに冬の雪中行軍+土木訓練になるという意味合いもあるそうですね。

 

まずは、歴史的な経緯からみていきましょう。(私が言うのもなんですが、かなり冗長なダラダラした経緯となっています…)

この雪まつりのスタートは、さかのぼること1950年。雪捨て場になっていた大通西7丁目で市内の中・高校生が雪像を6基つくったところに始まります。雪像展の他、雪合戦、カーニバルなども行われていました。

若者のクリエイティビティ発揮ですね!冬の北海道で暴走族ヒャッハーするのは滑って危険ですので、雪像を作ったりしている方がよっぽど生産的です。

その3年後の1953年、15メートルの大雪像がはじめてつくられました。この年、札幌市長の要請により大通会場の野外ステージで自衛隊の音楽隊が演奏を実施しています。

そして、1955年第6回では、11メートルの雪像が自衛隊第101通信大隊によってつくられました。出来映えは他を圧倒していたと言われています。これが現在まで続く、陸上自衛隊による雪像制作の原点なのですね。

自衛隊の雪像

出典:mod.go.jp

おお、なんだかローマ彫刻のような雪像が見えますね。「聖母マリア」ですね。なぜここでキリスト教が出てくるのかは謎ですが、美しいです。

さすが、戦場での土木作業も任務の大きな柱とする自衛隊の面目躍如というかんじです。

 

また、1957年頃から真駒内駐屯地では、部隊独自で雪像コンクールが行われていました。雪像は、隊員と家族のレクレーションが目的だったようですが、一般にも公開してはどうか、という声がでるほど地域住民から羨ましがられたようです。…結構、自主的に楽しんでいたのですね。

そこで、1958年に札幌市長の要請を受けて、第11師団が大通会場で雪像制作を開始し、雪像3基を制作しました。陸上自衛隊が地域住民などとの接点を持ちたいという意向が、この雪まつりで実を結んだわけですね。

この頃から、さっぽろ雪まつりはマスコミなどでも紹介されるようになり、徐々に本州からの観光客も増えていったようです。

現在は、陸上自衛隊北部方面隊第11旅団が、さっぽろ雪まつりに協力しています。「さっぽろ雪まつり協力団」が編成され、雪の輸送および大雪像の制作が行われます。今年も1月7日に隊員約340名の協力団編成完結式が行われました。

なお、例年、自衛隊は大雪像を3基制作していましたが、陸上自衛隊から札幌市に削減の要請があり、2015年から2基になりました。正直、ちょっと残念ではあります。

 

ともあれ、、この取り組み方が凄すぎるというので話題にもなっていました。例えば、

コンピューターを使ったCAD設計
詳細図面作成
スケールモデル作成
人海戦術で雪集め&山造り
木型を使って小部品作成
完成!

出典:togetter

…という、どこのスーパー工務店だよ、というようなプロフェッショナルな働きぶり。

これはやはり、冬の雪の中での行軍訓練+土木作業訓練としても役立つそうで、自衛隊としても一応名目はたっているようですね。

こういうのを聞くと、やはり第二次世界大戦中のドイツ軍のソ連侵攻の失敗や、更に時代を遡ってナポレオンのフランス軍によるロシア侵攻の失敗が思い出されますね。

ロシアなんて、北海道より更に凍てつく場所ですよね。ちょっとシャベルを舐めただけで舌がシャベルにくっついて取れなくなる、とかいう恐るべきエピソードがある場所です。

そんなところにろくな装備もなく駆りだされなければならなかった当時の兵士たちのことを思うと、さっぽろ雪まつりで楽しく雪像を作っている自衛隊の皆さんはなんて幸運なんだろうと、わけのわからない感銘を受けてしまいます。

 

ちなみに、兵隊ではない私たち一般人のために、「さっぽろ雪まつりに長靴でいってもOKか?」など、服装や防寒についての注意点をこちらの記事にまとめました。ご参照下さい。

 

さっぽろ雪まつりでの自衛隊の作品が素晴らしい!

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では、その自衛隊の「匠の技」を見てみましょう!

今回は、昨年度の2015年の2作品をご紹介です。

まずはスターウォーズから。

大迫力のダースベイダーです!さすが、CADで事前に設計しているだけあって、人物造形が素晴らしいですね。

そして次は、奈良の「春日大社・中門」。

手前に、「陸上自(衛隊)」の文字が見えますね。

…なんかちょっと、すごすぎませんか。

こんなに雪像づくりをエンジョイしちゃって、愉快な隊員さんたちですね。

 

また、巨大な雪像や氷像が夜にはライトアップされて幻想的な光景になるのが非常に印象的です。「アナ雪」もかくやというファンタジーです。

プロジェクションマッピングも行われていて豪華です。その様子は、例えばこちらの動画などで観れますよ。

 

 

そして今年2016年は、マカオの聖ポール天主堂跡と、人気漫画「進撃の巨人」に登場する巨人をイメージした高さ約15メートル、幅約22・5メートルの大雪像が制作されます。

その製作途中の画像はこちらです。

まずは、マカオの聖ポール天主堂跡から。

マカオの聖ポール天主堂跡

出典:Twitter

おお、手前にショベルカーが見えますね。足場もしっかり組まれています。当たり前ですが、本当に本格的ですね。。

周りのビルディングと比べると、スケール感が非常によくわかります。

次に、進撃の巨人の方です。

進撃の巨人雪まつり1

出典:darapic.net

おおー、超大型巨人とエレン巨人が出来てきていますね!

進撃の巨人好きとしては、これは実際に見たらかなり感動してしまいそうです。。

ちなみに、この完成モデルはこちら。

さすが、2016年の目玉と言われる作品だけあって、ものすごい迫力です。

よく見ると、超大型巨人の手は、遠近法の効果を強調するために、顔よりも大きなプロポーションで作られているような気がします。かっこよすぎますね!

(ちなみに、映画「進撃の巨人」のロケ地となった長崎県の軍艦島の画像をいろいろとこちらの記事にまとめてあります。廃墟が好きな人にはたまらない雰囲気となっているので、ぜひご覧ください。)

 

その他にも、2016年は陸自衛隊OBが指揮をとって市民ボランティアや学生などにより北海道新幹線などの3基の大雪像が制作されました。

これは本当に楽しみですね。

今や「匠の技」とまでなった、陸上自衛隊のノウハウ。

全体的な構築作業はもちろんなんですけど、細かいところまで非常によく目配りが行き届いていて、例えば、最後に素手で触って雪を溶かすことで、艶を出しているそうです。

…なにその捨て身のワザ!手が冷えて痛すぎます。

10年ほど前から「真駒内会場」が閉鎖など陸上自衛隊による雪まつりへの協力の規模は縮小しているとのことですが、これからも「匠の技」を是非継承していってもらいたいですね。

「公務員エンターテイナー」、悪くないと思います。や、税金は大事に使って欲しいんですけどね。

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ではでは、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました♪

今日も皆さまに何かいいことがありますように (^^)


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